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100人の探究が1冊に、10代の「問い」を表彰する年鑑を配布

株式会社Inspire Highが、10代100人の問いを表彰する年鑑『Inspired100』を制作

EdTech教材を提供する株式会社Inspire Highは、全国の10代100人の問いを表彰する『Inspired100』の年鑑を制作した。同冊子は、約2,500件の応募から「100の問い」を選出して掲載したもので、Inspire Highの導入校に届けられる。

Inspire Highは、世界とつながる探究的な学びを提供しており、生徒が自らの問いを深める機会を創出している。「Inspired100」は、その取り組みの一環として2024年度に実施され、全国の中高生が探究の成果物をエントリーした。

審査は「Social & Business」「Human & Culture」「Science & Innovation」の3部門で実施し、Inspire Highのガイドや教育関係者が100の問いを選出。年鑑には、問いを生み出した生徒の想いと、審査員からのメッセージも掲載している。

3部門で中高生による探究の成果物を審査
審査に参加した大人が向き合う問いも掲載

Inspired100では、グランプリや順位は設けず、自分の問いにまっすぐ向き合う100人の探究を称賛している。「なぜ国によって美しさの定義が違うのか?」「沖縄に鉄道を敷くとどうなるのか?」「なぜ『令和の米騒動』は起きたのか?」など、「好き」を突き詰めた問いから、社会への違和感を出発点にした問いまで、多様な問いが集まった。

10代が生み出した「自分にまっすぐな問い」の数々を年鑑に掲載

掲載された問いの一例として、「世界中で紛争が起きる中、当事者性を伴った社会をつくるために、僕たち若者にできることは何か?」「循環型社会を目指すには?〜ゴミをアートに〜」「同じ科同士の植物なら複数結合が可能ではないか?」などが挙げられる。これらは、生徒自身の興味や社会への問題意識から生まれた問いであり、審査員の心を動かした。

同冊子は、Inspire Highを導入している学校や自治体に2025年3月17日から順次配布される予定だ。また、学校の教員や教育委員会の申込者限定で「Inspired100」年鑑デジタル版の閲覧が可能となっている。

●10代の問いと審査員メッセージ

「世界中で紛争が起きる中、当事者性を伴った社会をつくるために、僕たち若者にできることは何か?」
「循環型社会を目指すには?〜ゴミをアートに〜」
「同じ科同士の植物なら複数結合が可能ではないか?」