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中高生の個人探究を支援する「プロジェクト機能」を2024年4月より提供開始。

EdTech教材を提供する株式会社Inspire Highは、中高生の個人探究を支援する探究ツール「プロジェクト機能」を、全国のInspire Highを導入している学校に2024年4月1日より提供開始すると発表した。

探究学習が高等学校で必修化されてから2年が経過。各学校で試行錯誤が続くなか、「生徒一人ひとりの問いを引き出し、学びを深めることが難しい」「生徒の興味関心が多岐にわたるため、対応する教員の負荷が高い」といった悩みを抱える教員は多い。

そこで、生徒が取り組む個人探究を、動画とデジタルの力で支援する探究ツール「プロジェクト機能」を提供。自らの問いを深めると同時に、「将来学びたいこと」にもつながる設計となっており、進路選択や、年内入試に必要な志望理由を考える際にも役立つとしている。

特徴としては、「問いを見つける」「問いを深める」「行動する」「振り返る」といった探究学習の一連の流れを、ステップに沿って進めることができること。各ステップにはレクチャー動画が含まれているため、教員は学びの伴走者に徹することが可能。生徒がつまずきやすいポイントでは、考えるヒントになる思考ツールの仕掛けもあるため、一人ひとりの状況に合わせて学習を進行できる。

また、ステップに沿って学習を進め、テキスト等を入力すると入力内容がそのままスライドに反映され、探究の成果資料をアウトプットすることができる。出来上がったスライド資料は、校内の発表会などに利用できるので、資料の体裁やデザインに時間をかけすぎず、より中身に時間をかけることができる。

さらに、2024年5月以降には全国の生徒が「プロジェクト機能」で作成した探究の成果資料について、他の生徒も閲覧し、コメントを送ることができる機能をリリース。全国の10代の探究内容から刺激を受けると同時に、相互にフィードバックしながら学びを深めることができる。