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中高生のウェルビーイングを計測する「Inspire High ウェルビーイング アセスメント」を開発

 EdTech教材を提供する株式会社Inspire Highは、33問の質問に答えてもらうことで生徒のウェルビーイングを計測する「Inspire High ウェルビーイング アセスメント」を開発したと発表した。監修は幸福学の第一人者という慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司氏。

 Inspire High ウェルビーイング アセスメントでは、定期的にInspire Highを受講している中高生に、全33問の質問に答えてもらうことで日々の学びの効果や変化を可視化するもの。アセスメントを通して、探究学習やSDGs教育をキャリアや進路につなぎ、個々のウェルビーイングにつながるよう学びを設計していくという。

 また、このアセスメントでは「自己とのつながり」「他者とのつながり」「社会とのつながり」の3つが高い次元にある場合に、ウェルビーイングな状態に近づけるとしている。

ウェルビーイングのイメージ

 アセスメント開発の背景としてはInspire Highのビジョンが「一人ひとりのウェルビーイングと世界平和の実現」としていることから。「ウェルビーイングな状態」を構成する要素を新たに定義、Inspire Highの効果や中高生の変化を可視化してプログラムの改善に繋げるためアセスメントを独自開発したという。

 また、ウェルビーイングは文部科学省中央教育審議会が発表した次期教育振興基本計画の中でも中核としている。計画の中ではウェルビーイングの定義について「身体的・精神的・社会的に良い状態にあること。短期的な幸福のみならず、生きがいや人生の意義などの将来にわたる持続的な幸福を含む概念」としている。

監修を担当した慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司氏