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ロイロWebフィルタ、ChatGPTのAIカテゴリー判定でフィルタリングの精度&速度を大幅に向上

株式会社LoiLoがGPT-4o miniモデルを利用した生成AIによるカテゴリー判定機能を「ロイロWebフィルタ」に実装

株式会社LoiLoは、Webフィルタリングサービス「ロイロWebフィルタ」をアップグレードし、AI技術を活用したWebフィルタリングの新機能を実装したことを発表した。

今回のアップデートでは、「アダルト」や「出会い系」などといったカテゴリーの判定にOpenAIのGPT-4o miniモデルを採用。学習に不必要と思われるWebページを高速かつ高精度に判定し、ブロックする機能を強化している。

GPT-4o miniモデルを利用したAIが学習の妨げとなりうるWebページを高速かつ、高い精度で判定してブロックする

エンターテインメントを主目的とした「学習の妨げとなりうるWebページ」をより正確に判定できるほか、[生徒][先生]という役割別に精緻なフィルタリングが可能となった。

柔軟かつ精緻なフィルタリングが可能に

また、教員が授業中にWebページの閲覧制限をその場で変更できるように改善された。YouTubeの全てを児童生徒が閲覧できないように設定している場合でも、教員が特定の動画について児童生徒の閲覧を許可できる。

さらに、夜間のWeb利用制限機能も実装された。児童生徒が自宅に持ち帰った端末について、通信回線を問わず夜間のWebサイト閲覧を制限できる。「ホワイトリスト」を使用すれば、夜間でも特定のWebサイトの閲覧を許可することが可能だ。

児童生徒が夜間にインターネットを利用するときにWebページの閲覧を制限できる

管理者向けには、Web利用に関する詳細なログや統計データを提供する機能も追加された。これにより、児童生徒が閲覧したWebページや利用内容を管理画面で確認できる。

なお、同社はGIGA第2期における端末更新に向け、「ロイロGIGAスクールパッケージ」を実施する。同サービスでは、ロイロWebフィルタのほか、自治体の端末活用・授業改善を支えるサービスをセットで無償提供する予定となっている。

ロイロGIGAスクールパッケージ