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ロイロノート、学習eポータル連携などの機能追加を発表
2025年4月28日 08:30
株式会社LoiLoは、同社が提供する「ロイロノート・スクール」について、GIGA第2期に向けたアップデート予定を発表した。
今回の発表では、学習eポータルとの連携強化、児童生徒の学び合いを支援するモニタリング機能の追加、WebフィルタのSafari対応など、2025年夏ごろの実装を予定する複数の新機能を紹介している。
学習eポータル連携では、株式会社内田洋行のL-Gate、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社のまなびポケット、株式会社COMPASSのQubenaをはじめとする複数のサービスとの連携を実施。追加料金なしで利用できる。
ユーザー登録やクラス・授業情報といった名簿情報の自動同期が可能となり、年次更新作業や転入・転出時の対応をスムーズに行えるほか、国際技術標準規格「OneRoster」に準拠したCSVインポートにも対応予定だ。これにより、校務支援システムなどの名簿データも取り込めるようになる。
また、GoogleアカウントやMicrosoftアカウントのSSO(シングルサインオン)に加え、学習eポータル(LTI Tools)経由でのワンクリックログインも実現。学習記録を保持するための標準規格「xAPI」などによる詳細なログデータの連携にも対応予定だ。
モニタリング機能では、クラス全員分の共有ノートをワンクリックで自動作成できる機能を追加する予定だ。ノート一覧のサムネイルが定期的に更新されるため、学習の進ちょくや内容の把握がしやすい。さらに、一括作成したノートはフォルダーごとに権限設定が可能で、児童生徒がお互いの学習活動を手軽に参照できる。
児童生徒が閲覧するWebページについて、「許可」「ブロック」を個別に設定できる「ロイロWebフィルタ」をSafariで利用できるようになる。これまで、同機能はアプリ内のWebカードのみ利用可能であったが、Safariの拡張機能として利用可能となる。
そのほか、AIを活用した機能やアプリの操作性向上を含めた多くの改良を予定している。同社は、今後も教育現場の声を取り入れながら、ロイロノート・スクールの進化を続けていくと表明している。