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博報堂×朝日新聞、高校の教室と企業をつなぐ「探究インターン」を無償提供

株式会社博報堂と株式会社朝日新聞社が高校生向け探究学習プログラム「探究インターン」を開始

 株式会社博報堂と株式会社朝日新聞社は、高校の教室と協賛企業をオンラインで結んで高校生の探究学習を支援するプログラム「探究インターン」を開発し、登録受付を開始した。

 同プログラムはオンラインで実施し、ライブ配信とオンデマンド形式を交えながら高校生に実践的で柔軟な学習環境を無償で提供する。両社は、同プログラムについて「情報を集め発信するプロフェッショナルである朝日新聞社と、情報を整理して課題解決のためのアイデアを考えるプロフェッショナルである博報堂が、協賛企業とともにビジネスの現場での実践的なノウハウを共有しながら、独自のワークを通じて生徒の探究する力を伸ばす」としている。

 特徴として、企業担当者の講義で課題への理解を深めながらアイデアを考える「課題設定」を行い、授業は複数の高校とともにオンラインで行って他校生徒とアイデアを共有して新たな学びを得る。ライブ授業は合計4回。

授業の実施方法
授業内容

 授業では、企業がビジネスの現場で向き合う社会課題を取り上げるほか、SDGsに沿ったテーマを設定し、課題の背景や問題などを生徒に本音で伝えるという。例えば、株式会社SIGNINGが提供する授業では、SDGs12番目の「つくる目標 つかう責任」をもとに「ひな人形」をアップデートした事例の紹介を予定している。

提供予定の授業例

 また、探究学習に役立つ「情報収集」や「整理・分析」「まとめ・表現」といったノウハウは、朝日新聞社と博報堂の専門家が解説動画を提供。好きなタイミングで視聴してアイデアや発想に生かせるという。

 探究インターンへの参加申込は、学校が事前エントリーを行うと運営事務局から連絡と説明があり、そのうえで実施内容の選択と決定をする。その後、運営事務局から準備の支援と通信状況の確認などが行われ、ライブ授業の実施となる。

探究インターンへの参加の流れ