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教員の学びを支援する東京学芸大学のシステム構築をサポート、カナメプロジェクト

生成AI/Web3の技術を活用

「教員研修の高度化に資するモデル開発事業」に関する技術協力を実施

DXコンサルティング・開発ソリューションを提供する株式会社カナメプロジェクトは、文部科学省による委託公募案件「教員研修の高度化に資するモデル開発事業」において、国立大学法人 東京学芸大学が実施する実証研究の技術協力を行ったことを発表した。

「教員研修の高度化に資するモデル開発事業」は、2023年に開始した「新たな教員研修制度」において、その合理化と効率化を図るためのもの。教育委員会と大学などの協働によりモデルを開発し、成果を広く普及することで、全国的な研修観の転換・定着を図ることを目的としている。

「教員研修の高度化に資するモデル開発事業」における4つのテーマ

東京学芸大学は、附属小金井小学校からの提案を受けて同事業に応募し、採択された。実施テーマは、「ICTを活用して効率化を図る『新たな教師の学びの姿』の追求〜『児童の認知特性に応じた教師のふるまい』研修を手がかりとして〜」である。

カナメプロジェクトが技術協力したのは、同事業が掲げる4テーマのうち、「教員研修の成果確認と評価モデルの確立に関すること」について。具体的には、教員の自己評価や学習の振り返りを含む報告書をAIで分析して「教員の学び」を見える化し、記録するシステムの開発を進めた。

また、教員の学びの機会に対応する汎用(はんよう)的な資質や能力をブロックチェーンでデジタル認証する仕組みの実現可能性を検証した。

同社は今後も産官学を問わず、AIとWeb3領域で培ってきた技術的知見をもとに、各システムの社会実装に向けた取り組みを行うとしている。