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キッチハイク、千葉県初の「保育園留学」を君津市で開催

 株式会社キッチハイクは、子供と保護者が地域に滞在する同社のプログラム「保育園留学」を千葉県では初となる君津市のかずさあけぼの保育園で12月3日から開始する。受け入れ可能な子供は3歳児、4歳児、5歳児が対象。申し込みはすでに11月2日から開始している。

 キッチハイクの「保育園留学」は滞在先と連携し、子育て家族が滞在し、子供は現地の保育園で遊び、保護者にはテレワークなどが行なえるワークスペースも用意される。滞在中の休日には現地のアクティビティーを楽しむこともできる。

 今回、プログラムを開始する君津市は、東京都心から東京湾アクアライン経由で約60分という場所ながら、内陸部には房総丘陵の雄大な自然と満天の星が広がる。近年は人口減少傾向で少子高齢化が課題。現在では女性市長のもと、子育て支援に力を入れているという。

かずさあけぼの保育園

 君津市での保育園留学では、「千葉県自然環境保育認証制度」の認定を受けた、かずさあけぼの保育園に2週間または1週間子供が“留学”する。

 子どもと一緒になって遊ぶ自由な雰囲気が魅力で、「楽しそう」と思ったことは積極的に取り入れるのが園の方針。これまで、花畑、野菜畑といったアイデアを形にし、園庭に手作りしたピザ窯で園の畑で採れたトマトを使ったビザを焼いたりするなど、楽しい体験を取り入れている。

 宿泊先には、老舗温泉ホテル「亀山温泉ホテル」または、古民家一棟貸しの「貸別荘 大戸見の家」が用意され、さらに、保護者のワークスペースとして、保育園から徒歩5分にある、役割を終えた小学校を利活用したドローンスクール「コードベースキミツ」にあるインターネット環境を備えた多目的室が利用できる。

亀山温泉ホテル
貸別荘 大戸見の家

 また、君津市には観光スポットが点在、今回、保育園留学を開始する12月は、例年、いちご農園がオープンしてさまざまな品種の収穫体験ができる。さらに南房総へ足を伸ばして観光することも可能だという。

例年12月は収穫体験ができるいちご農園がオープンする