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TOPPAN、中学校の部活でアスリートの動作と比較できる「Loop Training System for部活」を開発
部活種目や基礎トレーニングのトレーニングメニューを搭載
2023年10月31日 12:03
TOPPAN株式会社は、「スポーツ動作のお手本動作によるループ型動作トレーニングシステム」を元に、中学校などの部活動を対象とした、バスケットボールや野球を始めとする部活種目のトレーニングメニューや、年齢に合わせた基礎トレーニングメニューなどを搭載した「Loop Training System for部活」を開発。10月30日より全国の中学校や部活支援事業者などに試験提供を開始した。ライセンス費は、トライアル価格15万円(税別)/年(1台につき)。
TOPPANは、アスリートの動作解析データと、運動者の動作の違いを分析し、改善点を検証できるシステム「スポーツ動作のお手本動作によるループ型動作トレーニングシステム」を学校法人日本体育大学と共同で開発した。また、アスリートの動作計測/分析データである「マスターモーションライブラリ」の充実を進めている。今回これらを活用して「Loop Training System for部活」を開発した。
本システムを活用することで、複数人のアスリートの動きを計測して平均化した「お手本動作モデル」と自分の動作の違いを分析し、改善点を抽出することができる。
これにより、部活動現場での指導者の経験値不足を補うと同時に、生徒自身が自発的に効率的なトレーニングメニューに取り組むことが出来るため、指導者不足と負荷を低減できる。
■「Loop Training System for部活」の特徴
①中学生など成長期の学生に合わせた独自の基礎トレーニングメニューを「森永製菓inトレーニングラボ」が監修
森永製菓株式会社が運営するアスリート向けトレーニング施設「森永製菓inトレーニングラボ」が、成長期である中学生などに合わせたトレーニングメニューを監修した。例えば、ウェイトなどの器具を使わずに自重を利用したメニューを実施することで、怪我のリスクを抑えながら、最適なトレーニングができる。また、ウォームアップからクールダウンまでの部活動で重要な基礎体力向上を図るメニューはもちろん、平日、休日、雨の日など部活動におけるさまざまなシチュエーション別のメニューにより、生徒自身で主体的に部活動を行うことができる。
②6種目以上の競技で利用が可能
中学校の部活で取り組まれている競技のうち、「バスケットボール」「陸上競技(中・長距離)」「野球」「硬式テニス」「ゴルフ」「バレエ」の6種目に対応している。今後、「サッカー」や「卓球」を始めとした14種目以上への対応が予定されている。
③タブレット端末1台で導入が可能
複雑な計測装置やPCなどは不要で、タブレット端末1台で利用できる。生徒自らが自発的かつ簡単にトレーニングを行える。
④動画によるBefore/After比較が可能
利用者のリアルタイムセンシングによる基礎トレーニングの動作を、以前に撮影した動作と比較できる。自分の動作の客観的な把握により、反復練習の効果が高まるほか、成長を実感できるためモチベーションを高めることにもつなげる。
■今後の目標
TOPPANは「Loop Training System for部活」を、中学校だけでなく小学生や高校生向けにトレーニングメニューを拡充させ、2025年までに100校への導入を目指す。また、マスターモーションライブラリにより、高齢者向けのフレイル予防、フィットネス市場、ヘルスケア市場などの多様な業界へ展開を進め、2025年度に20億円の売上を目指す。