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体力テストデジタル集計アプリ「ALPHA」を茨城県守谷市の小中学校で導入、体力テスト結果を即時表示

 Pestalozzi Technology(ペスタロッチテクノロジー)株式会社は、体力テストデジタル集計アプリ「ALPHA」を茨城県守谷市の小中学校で導入したと発表した。タブレット端末を用いた体力テストを実施し、データ入力にかかる時間削減とリアルタイム結果表示を実現した。

 今回の導入は、令和5年度「茨城県体力・運動能力調査」結果集計業務委託を受けてのもので、守谷市の小学校9校と中学校4校で「ALPHA」を使い、小学生4147人、中学生1930人が体力テストを実施した。

 ALPHAはWebブラウザを使って動作するWebアプリ。インストール不要で、PCやGIGAスクール構想で導入したタブレット端末などから利用できる。体力テストのデータは児童生徒用ページで児童生徒が自身で入力したり、教員用ページから一斉入力したりできる。

 体力テスト種目の測定方法の動画が用意されるため、測定の待ち時間を有効活用できる。さらに、測定結果についても最後の測定が終わった直後に結果が表示されため、児童生徒自身が過去データと比較してすぐ成長を実感することができる。また、児童生徒が選んだ目標に対して、個別に最適化されたアドバイスなど動画フィードバックもあり、学びのきっかけとなるとしている。

 一方、先生の業務についても、体力テストの結果を入力するだけなので、教育委員会への提出用のデータを作成する必要がなくなり、業務量90%カットを謳う。さらに、データ化やデータの発送の時間がかからないため期限直前まで体力テストを実施できるとしている。

 Pestalozzi Technologyでは、今回の守谷市を含め、令和5年度の体力テストでは約80万人分のデータの集計を担当。運動データを扱うことを社のミッションとしており、ALPHAのほか、教育委員会での体力テスト集計、管理システムの開発も行っている。