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ヤマダホールディングス、部活動の地域連携サポート事業「YAMADAの“ブカツへGO!”」を2023年8月から開始

まずは陸上全般の種目からスタート

ヤマダホールディングスの地域・社会貢献活動の企画運用を担う、文化育成振興推進部は、スポーツ庁および文化庁が2025年度までに実現を目指す「部活動の地域連携」に向けたサポート事業「YAMADAの“ブカツへGO!”」を2023年8月下旬から開始すると発表した。

同事業は、ヤマダホールディングスが陸上競技部選手・OBで手掛けるオリンピアによる講演や陸上教室活動を通じて得た指導ノウハウ、地方自治体・学校との関係等を活かして行われるもの。2022年度は、総数4,110名の子供たちと触れ合い、トップアスリートの経験や知識、実技を還元してきた。

ヤマダホールディングスは同事業を通して、スポーツ庁および文化庁が掲出する「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」の内容を踏まえつつ、同社がこれまでに行ってきた地域・社会貢献活動で得た、団体との関係構築およびそのノウハウを活かし、子供たちが運動を通じて健全に成長する機会創出を目指す。

事業としては、子供たちやその家庭からの参加料は一切受け取らず、国や各自治体の補助金および本事業に協賛する企業や地域住民から受け取る寄付金等で運営する。持続的に事業が継続できる範囲での収益を見込んでいくという。

事業全般の仕組み

また当面は、陸上全般の種目からスタートするが、中長期的には球技等も含めた様々な運動種目のサポートを行う予定。ブカツでは、スポーツリテラシーを高めるために、多様な競技の要素を取り入れた複合型トレーニングと栄養やケガ予防などの座学も実施。勝利主義ではなく純粋にスポーツを楽しみ、これからのライフスタイルに個々でスポーツを取り入れられるよう支援していく。

中長期計画

同事業のパートナーとなる一般社団法人CORD PROJECT ASSOCIATIONは、子供たちのスポーツ教育格差の是正を目標に2022年設立された団体。様々な運動動作を通じて「走る・跳ぶ・投げる」の基礎運動や神経系の動きを高める、運動基礎向上を目的としたスポーツ教育を全国12拠点で実施しており、今後も拡大していく見込み。既に複数の地域にて新規事業モデルの実証実験を進行しており、この実証実験の新規事業モデルが「YAMADAの“ブカツへGO!”」の原型となる。