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見えないリスクを可視化する「KASHIMORI」、インヴェンティットがEDIXで展示

―「EDIX東京2026」レポート⑪

モバイルデバイス管理サービス「mobiconnect」を手掛けるインヴェンティット株式会社は、5月13日から15日まで東京ビッグサイトで開催された「第17回 EDIX(教育総合展)東京」に出展した。

教育現場でもランサムウェアや不正アクセスなどの被害が増え、セキュリティツールをいかに使いこなすかが求められる中、同社は2月に提供開始したクラウド型セキュリティソリューション「 KASHIMORI 」などを展示した。

インヴェンティットのブース

可視化して守る「KASHIMORI」、シャドーIT対策にも

インヴェンティットは、モバイルデバイス管理サービス「 mobiconnect 」や、DNSにより広告や有害サイトをフィルタリングする「 AdGuard DNS 」を提供している。これらのツールを活用することで、端末にインストールされているアプリやそのバージョン、利用状況などを把握し、危険なサイトへのアクセスを未然に防いでいる。

ただし、セキュリティリスクを抑えるためには、ツールを導入しただけでは不十分だ。脆弱性の見つかっているバージョンのアプリが使われていないか、組織として許可していないアプリが使われていないか、あるいは危険なサイトへのアクセスが発生していないかなど、収集した情報をもとに状況を把握し、適切に対応していく運用が欠かせない。

そこで、mobiconnectとAdGuard DNSのログを取得して、統合・分析して、セキュリティリスクを一元的に可視化するのが「 KASHIMORI 」だ。全端末やクラウドサービスの利用状況を横断的に可視化し、未承認アプリや不審な通信といったリスクをスコアとして示す。KASHIMORIのサービス名も「可視化して守る」ことから来ている。

「可視化」して「守る」から「KASHIMORI」

経営層から現場担当者まで 役割に応じた情報を閲覧

KASHIMORIのダッシュボードは、経営層から現場担当者まで役割に応じた情報を確認できる設計となっている。

たとえばダッシュボードの「アプリケーション一覧」画面では、使われているアプリケーションを表示し、サポートが終了しているバージョンのアプリがあれば警告を表示する。同様に「脆弱性一覧」画面では、脆弱性が報告されているバージョンのアプリを警告する。これらは、ログから得られた情報と、公開されている脆弱性データベースなどの情報を組み合わせて分析し、表示している。

「アプリケーション一覧」画面で、サポートが終了しているアプリを警告
「脆弱性一覧」画面で、脆弱性が報告されているバージョンのアプリを警告

「ブロックドメイン分析」画面では、AdGuard DNSによってブロックされたドメインについて、ブロック状況やリスクレベル分析の結果などを表示する。また「ドメインセキュリテイ分析」画面では、通信したドメインについてセキュリティレベルを分析し、問題があれば表示して、フィルタリングに追加するなどの対応ができる。

「ブロックドメイン分析」画面でブロック状況などを確認
「ドメインセキュリテイ分析」画面で、通信したドメインのセキュリティレベルを分析

そのほか、レポート出力にも対応しており、関係者への報告資料としても活用できる。1つのダッシュボードで複数のポイントについて、複数の外部データベースを使ってセキュリティ問題を分析し、総合的に判断できるのがKASHIMORIの特徴だ。

レポート出力にも対応

学校法人聖徳学園が考えるセキュリティ戦略と今後の展望

ブースでは、学校現場のセキュリティに詳しい有識者や現場の教員らが登壇する特別セミナーを実施。その中のひとつ、学校法人 聖徳学園 CISO 横濱友一氏と情報システム部長 鶴岡裕一郎氏が登壇したセッションでは、広告ブロックがもたらすメリットが語られた。

同学園は、mobiconnectと連携しAdGuard DNSを導入。セミナーでは、本来広告が出る場所に広告が表示されない様子が紹介され、過剰な広告のブロックとマルウェアサイト遮断を同時に実現していることが示された。授業中にブラウザを開いた瞬間、不適切な広告が表示されてヒヤッとする場面も避けられるということだ。

また、通信量の多くを占めていた広告データをカットしたことで、1Gbps回線1本でも幼稚園から高校まで2,700台規模の運用が可能となり、ネットワーク増強にかかるコストも大幅に圧縮できたという。さらに、ログ統合で危険な端末を自動通知するKASHIMORIを活用することで、専門人材の少ない学校現場でも安心安全な学びの場を守る体制を整えている、と語られた。

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