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英語の調べ学習と国際交流を融合、ブリタニカとWith The Worldが新プログラムを展開

株式会社With The Worldがブリタニカ・ジャパン株式会社と協業し、英語での調べ学習と国際交流を組み合わせた教科等横断型学習プログラムを提供(出典:株式会社With The World、以下同)

株式会社With The Worldは、全国の小学校・中学校・高等学校を対象に、ブリタニカ・ジャパン株式会社と連携した新しい学習プログラムの提供を開始したことを2025年12月4日に発表した。

同プログラムは、生徒が自ら課題を見つけ、信頼性の高い情報で調べ学習を行い、その成果を英語で海外の生徒と共有・討論するという、教科横断型の授業モデルだ。知識だけでなく、表現力や国際的視野を育てることを目的としている。

文部科学省の学習指導要領により、教科を越えた学びや探究的な学習が重要視されているが、学校では信頼できる情報源の確保や授業準備の負担、国際交流の機会不足などが課題とされてきた。こうした状況を踏まえ、ブリタニカとWith The Worldは、授業設計の負担を減らしつつ、生徒の主体性や思考力を伸ばす仕組みを開発した。

プログラムでは、ブリタニカの『ブリタニカ・オンライン中高生版』などのリサーチツールにより、正確な情報収集が可能になる。さらに、With The Worldが持つ世界67カ国・約500校とのネットワークを活用することで、生徒が海外の同年代と英語で意見交換を行うことができる。

同プログラムの授業例では、身近な社会課題をテーマに調べ学習を行い、次にそのテーマについて海外の生徒と英語でディスカッションを実施。自分の意見を伝え、相手の考えに触れることで、英語力だけでなく課題発見力や論理的思考力、異文化や多様な価値観を理解・受容する力が養われるという。

授業イメージ