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非認知能力の重要度を実感、保護者9割が「学校での育成」を期待 イー・ラーニング研究所調べ
2025年11月25日 12:03
株式会社イー・ラーニング研究所は、子供を持つ親を対象とした「2025年総括『非認知能力』に関する意識調査」の結果を発表した。調査は2025年10月に紙媒体で実施し、有効回答数は307件にのぼっている。
調査では、66.1%の保護者が非認知能力を「よく知っている」と回答。「聞いたことはあるが内容はよく知らない」という回答は3割となり、非認知能力を十分に把握できていない層が一定数いることが読み取れる結果となった。
非認知能力を「よく知っている」と回答した人に、非認知能力と言われて思い浮かぶ能力は何かを聞いたところ、「協働性・コミュニケーション力」の回答が最多となった。次いで、「創造力・発想力」「自己肯定感」などが非認知能力として認識されている傾向が見られる。
非認知能力を育成する場としては、「授業(グループワークや討論)」に最も期待が集まり、次いで「探究学習・課題解決型学習」「部活動・スポーツ活動」などが挙げられた。
一方で、非認知能力に関する情報の不足や学校や授業でのカリキュラム不足を課題とする声も多く、非認知能力の定義が曖昧な点や、育成・評価方法が確立していないことへの課題感も浮き彫りになっている。
学校教育の中で、非認知能力が特に必要だと感じるものについては、「自身の進路やキャリア教育」の回答が最も多く、非認知能力が一時的なものではなく、大人になってからも社会で生きていくために必要な力だと考えている親が多いことがわかった。
学校教育で非認知能力の育成を強化すべきかを聞いたところ、「強化すべき」と回答した親は9割以上となっている。
同様に、「強く思う」と「思う」の回答を合わせると、9割以上の保護者が非認知が将来の進学や就職に役立つと肯定的に評価した。
2024年と比べて、非認知能力の必要性を感じる場面は増えたかを聞いたところ、「増えたと感じる」と回答した親は7割以上にのぼった。非認知能力の重要性と有用性を認識する親が増加していることから、社会が変化する中で、その重要性はますます増大していることがうかがえる結果となっている。
調査方法:紙回答
調査期間:2025年10月3日(金)~10月30日(木)
調査対象:子供を持つ親、親族に子供がいる人 計307人































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