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自由研究と探究学習、親の多くが「子供の主体性」を重視──イー・ラーニング研究所調べ
2025年7月24日 10:30
株式会社イー・ラーニング研究所は、2025年6月4日から6月23日にかけて、小学生の子供を持つ保護者ら450人を対象に「自由研究・探究活動と家庭の関わり方に関する意識調査」を実施した。
調査では、自由研究や探究学習に対して多くの親が肯定的な姿勢を示しており、約6割が「子供の自習学習の良い機会になっている」、半数以上が「学ぶ楽しさを体験できる」と回答している。
自由研究・探究学習の進め方については、7割以上が「子供が自分でテーマを決めて進めるべき」と回答しており、主体性を重視する意見が多数を占めた。
自由研究・探究学習のテーマを選ぶときに「重視してほしいポイント」を聞いたところ、「子供の興味関心」が9割以上と圧倒的に多く、次いで「取り組みやすさ」が続いた。
自由研究を通じて子供に身に付けてほしい力としては、「自ら考える力」が最も多く、約9割がこれを挙げた。続いて「最後までやり切る力」や「探究心」も7割近くの回答を得ており、興味関心がある分野での自由研究を通して、自走力を身に付けてほしいと期待する親が多いことがわかる。
自由研究・探究学習における家庭でのサポートとしては、7割以上が「調べ方・進め方のアドバイスをする」と回答。基本的には子供自身が主体的に取り組むことが望ましいとする回答が多数を占めた。
学校や地域に求めるサポートでは、「地域施設や企業との連携」や「自由研究の発表会の開催」など、外部との接点を期待する声が寄せられた。一方で、自由研究・探究学習の学びにおける「学校」と「家庭」のサポートについては、7割以上が「子供たちの主体性に任せたい」と回答。「学校が主導し、家庭は補助的なサポート」をすべきという回答は1割となっている。