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旺文社、「英検ライティングAI採点」の公式版をリリース

株式会社旺文社が、実用英語技能検定に特化したライティングAI採点(公式版)をリリース

株式会社旺文社は、実用英語技能検定(以下、英検)に特化したライティングAI採点の公式版を公開した。同機能は、『2025-2026年対応 直前対策 英検3回過去問集』のWeb特典として、同社の学習アプリ「学びの友」で利用できる。

ライティングAI採点は、同社が長年蓄積してきた過去問研究とユーザー解答データ分析に基づき、生成AIと独自技術を組み合わせて開発したもの。解答を入力して採点ボタンを押すと、AIが即時に採点・評価を実行する。2024年12月にベータ版を提供しており、ユーザー調査では満足度90%以上を達成しているという。

ライティングAI採点(β版)を利用した中高生からは「身近に採点する人がおらず、ライティング対策ができていなかったが、AI採点を通して自分の改善すべきところ、弱点を知り、勉強につなげることができたのでとても役立った」「自己添削はあいまいになって、合っているかどうかわからないが、AIを使ったシステムだと、改善点など指摘してもらえる」といった声が寄せられている。

公式版では、英検の4観点(内容・構成・語彙・文法)に基づき、同社独自の基準で評価するスコアに加え、1万件以上のライティング採点実績とユーザー調査をもとに評価コメントを改修。採点の正確性と評価コメントの品質を向上させた。

英検の4観点(内容・構成・語彙・文法)に基づき、旺文社独自の基準で評価
ユーザーの解答に対する修正案やスコアアップのヒントを提供

「学びの友」では、『2025-2026年対応 直前対策 英検3回過去問集』の準1級・2級・準2級・3級でライティングAI採点機能を利用可能だ。書籍購入者は、ライティングAI採点を3回まで無料で受けられる。アプリの利用には「旺文社まなびID」の登録が必要で、一部機能は有料。

さらに、現在ライティングAI採点(β版)を公開中の「英検カコモン」は、2025年10月に公式版にアップグレード予定で、準1級、2級、準2級プラス、準2級、3級のライティング問題に対応予定だ。

「英検カコモン」で公開しているライティングAI採点(β版)は、2025年10月に公式版にアップグレード予定

ライティングAI採点は、公益財団法人日本英語検定協会の監修や承認を受けたものではなく、採点の品質について同協会が認定するものではない。ユーザー自身が最終的な判断や確認を行う必要がある。