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大東建託、「住みここちランキング」を活用した小学校や高校の事例を紹介

大東建託株式会社が、同社が調査する「住みここちランキング」を学校や自治体が活用した事例をPDFファイルで公開

 大東建託株式会社は、自治体や学校が街の魅力PRやまちづくり、探究学習のために取り組んだ事例をまとめ、「住みここちランキングの活用事例 2025」としてPDFファイルをWebサイトに公開した。

 同社の賃貸未来研究所は、「街の住みここち」調査に関する詳細データを学術研究や教育を目的とする場合に無償提供している。今回公開した「住みここちランキングの活用事例 2025」では、調査データを活用した小学校や高校での特別授業の様子が紹介されている。

 同社が小学校向けに実施した特別授業として、埼玉県鳩山町立亀井小学校の事例を掲載。同校では「幸せ」をテーマにした特別授業を4回実施し、6年生が「街の住みここち」調査データを活用。児童たちは鳩山町の魅力を調査して、地域の魅力を発信するPR動画の制作と発表に取り組んだ。

 最終回では、鳩山町長の小川知也氏と賃貸未来研究所のフェローでもある麗澤大学教授の宗 健氏が講評を行い、自分たちの住む街の魅力を再発見し、愛着を深めるきっかけになったという。

特別授業には鳩山町長の小川知也氏も参加(出典:「住みここちランキングの活用事例 2025」)

 高校向けの特別授業は、北海道滝川市にある北海道滝川高校が課題研究発表会を実施したことを紹介。「街の住みここち」調査データを活用した課題研究発表会では、生徒たちが人口減少や街のにぎわいづくりなどの地域課題に対する活性化策を提案した。さらに、宗 健氏が講評と特別講演を実施している。

生徒たちが人口減少や街のにぎわいづくりなどの課題に対する案を提案(出典:「住みここちランキングの活用事例 2025」)

 このほか、同冊子では各自治体におけるWebページやSNS、市勢要覧などで活用された街のPR活用事例を紹介。二次元バーコードから詳細の確認が可能だ。