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大学生と小学生が空き家を公園に再生、武蔵野大学と群馬県みどり市の子供たちが挑むまちづくり

デザイン・ワークショップの様子

 武蔵野大学は、工学部建築デザイン学科の講師と学生15名が、群馬県みどり市で「私設公園」づくりに取り組む「わがままパーク・プロジェクト」に参画したと発表した。地元の小学生とともに取り組み、8月2日(土)の「大間々祇園祭」で成果を発表する。

 私設公園づくりは、みどり市大間々町にある遊休不動産を生まれ変わらせるというもので、空き家2棟、駐車場、庭を含む約450平方メートルの敷地を対象にして、自治による持続的な空間活用を目指す。

わがままパーク・プロジェクト

 武蔵野大学からは建築デザイン学科の太田裕通講師と大学院生5名、学部生(4年)の10名が参画、これまでに地域の小学生と協働したワークショップを4回に渡って実施し、小学生たちの発想やアイデアをもとにした公園デザインの提案を進めてきた。

アイデアを考える子供たち

 8月2日(土)に大間々祇園祭で発表した後は、8月から10月にかけて施工ワークショップを3回実施して地域住民とともに実際の公園づくりを進めていく。公園のグランドオープンは11月29日(土)を予定している。

 今回、プロジェクトに参加した武蔵野大学の太田裕通講師は「非常にクリエイティブなワークショップになったと感じている。自分たちのアイデアがカタチになった模型を、嬉しそうにのぞき込む子供たちの姿は、まさに“小さな建築家”そのもの」とコメント、学生には大学で学んだ建築の知識が社会に貢献する喜びを実感できたのではないかと評価している。

 なお、発表会は8月2日(土)の15時から16時まで。群馬県みどり市大間々町大間々の「わがままパーク」で実施。誰でも無料で参加可能だ。

プロジェクトの参加者たち