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「小学校教員に求めること」、ドラゴン教育革命が母親の本音を調査
2025年4月9日 15:00
株式会社ドラゴン教育革命は、小学生の子供を持つ母親を対象に、「保護者が教師に求めること」に関する実態調査を実施し、調査結果を2025年4月9日に発表した。同調査から、保護者が小学校教員に求めることの実態が明らかになっている。
【調査概要】
調査期間:2025年3月21日~3月24日
調査方法:インターネット調査
調査対象:小学生の子供を持つ母親(20代~50代の女性)
調査人数:330名
モニター提供元:RCリサーチデータ
同調査では、進級や入学のタイミングで子供が新しい環境に適応できるか不安を抱える保護者の声を集めている。新学期における子供の学校生活に関しては、母親の65.4%が子供の学校生活に何らかの不安を感じていることが判明した。
不安に感じる内容としては、「友人関係がうまくいくか」が72.2%と最も多く、次いで「新しい先生との関係がうまくいくか」(64.8%)、「勉強についていけるか」(61.6%)が続く。
一方、学校や教員の対応に対する満足度については、「まあまあ満足している」が65.2%、「非常に満足している」が16.7%と、合わせて8割以上の母親が肯定的な評価をしていることが明らかになった。
続いて、「あなたが学校や先生に求めていることと、実際の学校や先生の対応にギャップを感じることはあるか」という設問では、1位が「ときどき感じる」で46.7%、2位が「あまり感じない」(39.1%)、3位が「よく感じる」(9.7%)という結果になっている。1位と3位を合計すると56.4%にのぼり、母親の半数以上は学校や教員の対応に対し、ギャップを感じていることもうかがえる。
「教員に最も期待していること」を聞いたところ、「子供が安心して学校生活を送れる環境づくり」が35.8%と最多で、「一人ひとりの個性や成長に合わせた対応」(20.9%)、「いじめやトラブルへの迅速な対応」(17.9%)が続いた。
最後に、教員に求める子供への姿勢や接し方については、1位が「子供の気持ちに寄り添い、丁寧に話を聞く姿勢」が55.5%で最も多く、2位が「全ての子供に公平・公正な態度を取ること」(44.2%)、3位が「一人ひとりの個性や特性を尊重した対応」(43.9%)という結果となっている。
調査結果を受け、同社代表の坂田聖一郎氏は「教師が子供の気持ちに寄り添うには、精神的・時間的な余裕が必要であり、そのためには自己の業務を見直すセルフコーチングが有効」と述べた。特に、子供の成長のために何が重要かを自問自答し、やらなければいけないこと以上に「何を捨てるか」というセルフコーチングをできるようにすることで、子供の気持ちに寄り添うことができるという。