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ブックオフの業務などを体験してリユースを学ぶ、プロジェクト実践校を募集
2025年4月8日 08:30
一般社団法人日本文化教育推進機構は、ブックオフグループホールディングス株式会社と共同で「学校ブックオフ」プロジェクトの実践校を募集する。中古書店のブックオフの買取査定や店舗業務などを通じてリユースについて学ぶ。募集は全国の小中学校や学童などで合計120クラス。教材も含めてすべて無料で提供される。
プロジェクト実践校では「マイバッグ作り」「査定体験」「店舗体験」の3つから選び、それぞれに異なる時間数のプログラムが用意され、学校の都合や時間数で選択できる。
マイバッグ作りは「へんしんマイバッグ!」と題して、バッグを作ることでモノを大切にする体験から日常生活を振り返り、学校で取り組むことができるリユースアクションを考える。対象は小3~中3で、時数は2時間または3時間。教科は総合学習/家庭科/社会科/理科で、先生が授業を行う。
査定体験では、本の査定の秘密を解き明かすことや、値が付かない本の引き取りについて学ぶことで、モノを大切に扱うこととモノの寿命を伸ばすことについて考える。対象は小4~中1で、3時間または4時間、教科は総合学習などで、先生の授業とオンライン授業を組み合わせる。
店舗体験では、実際の店舗開設から仕入れ、営業、経理から店舗リニューアルまでを学び、店舗運営に必要な仕事や循環型社会について理解を深める。対象は小4~中3で6時間または8時間、教科は総合学習などで、先生の授業とオンライン授業を組み合わせる。
この学校ブックオフプロジェクトは、今回が5年目。累計1万人以上が体験したプログラム。教材データ、指導案、ワークシート、学校ブックオフで使う仮想通貨、店舗のぼり制作のロゴデータなどツール一式も提供される。店舗体験ではブックオフから本を寄贈することも可能。
また、査定体験や店舗体験ではオンライン授業を組み合わせるが、双方向性を生かし、活動を通じての課題や疑問などをオンラインで店舗スタッフに質問することもできる。
●学校ブックオフ 紹介動画