ニュース

本の査定や店舗体験も選べる「学校ブックオフ」プロジェクト実践校を募集

 一般社団法人日本文化教育推進機構とブックオフグループホールディングス株式会社は共同で、2024年度「学校ブックオフ」プロジェクト実践校を募集する。「マイバッグ作り」「査定体験」「店舗体験」の3つのプログラムから希望の時間数で実践できる。教材費は無料。対象は主として小学3年から中学生で、学校、学童、フリースクールなどからの応募を受け付ける。

 このプログラムは、「モノのリユースを生活の中の当たり前にする」を目的としたアクティブラーニング型学校教育プログラム。これまで累計9000人以上の子供が体験しているが、ブックオフの企業活動を体験的に学ぶことで「社会の中にどんな工夫があるのか」「どうすればよりよい社会になるのか」の発見につなげていく。

3つのプログラム

 プログラムの「マイバッグ作り」は、家にある着なくなったTシャツからマイバッグを作り、モノを大切する体験を通して自分が学校で取り組めるリユースアクションを考える。時間数は2時間か3時間が選べ、授業用スライドやワークシート、指導案が提供され、先生が授業として行う。

マイバッグ作り

 「査定体験」では、本の査定体験を通じてモノを大切に扱うことやモノの寿命を伸ばすことについて考える。、家にある読まない本は誰かの「読みたい本」かもしれないという考え方から、本の寿命を伸ばすにはどうすればいいかを査定の体験から学んでいく。自分の査定については金額と根拠をオンライン授業時にブックオフスタッフにプレゼンする。時間数は3時間または4時間で、先生の授業とオンライン授業を組み合わせて進行する。

査定体験

 「店舗体験」では、査定技術を学んだあとに技術を活かして学校でリユースショップを開く体験をする。お店を開くためにどんな仕事が必要かをグループごとに企画するなどし、同時に働くことの大変さと工夫や意義も学ぶ。時間は6時間または8時間で、先生の授業とオンライン授業を組み合わせて進行する。

店舗体験

これらの「学校ブックオフ」プロジェクトの特徴としては、動画も入った指導用スライドなど教材データ、ツール類一式を全て無料で提供される。店舗体験を行う際に、本が足りない場合にはブックオフから本を寄贈することもできる。

提供されるツールなど