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JTB、修学旅行などで活用できる探究学習プログラム「SCHOOL QUEST」を販売開始

対象は中学校・高等学校

探究学習プログラム「SCHOOL QUEST」の概要

 株式会社JTBは中学校と高校を対象に修学旅行や遠足、校外学習等の場で活用できるオリジナル探究学習プログラム「SCHOOL QUEST」を新規開発したと発表した。2024年度から行うプログラムで12月18日から販売を開始する。販売価格は内容や参加人数により異なるが、300人参加の場合1人あたり2310円から。

 このプログラムはJTBのオリジナルで、修学旅行や遠足、校外学習を実施する際、テーマとする項目をクエスト(ミッション)として事前に設定し、そのクエストをクリアするごとにポイントが付与され、ポイントによって校内のスクールクエスト王を目指してもらうというもの。ポイント数を競い合うゲーム感覚で探究心を養えるとしている。

ポイントを競っている画面のイメージ

 クエストは班行動などをベースにさまざまなクエストが用意され、訪問エリアで最も学べた場所などを撮影してポイント稼ぐクエストも用意される。事前に生徒自らが課題を作って出題する探究型クエストを設定することもできる。

 設定エリアは全国どこでも実施可能で、学校ならではのオリジナル要素の設定も可能。10名から1000名規模まで対応できる。今までの修学旅行や林間学校などに学習要素をプラスしたいと考えている学校に向いているという。

 JTBでは、このプログラムを開発した背景を、2022年の学習指導要領改訂によって高校では「総合的な探究の時間(探究学習)」が新たに設けられたことから、効果が期待できる一方で、準備やテーマ選びが難しいなど教育現場で課題があるとしている。そのため、教育現場に正対しているJTBが、学校行事を通じて生徒が楽しみながら能動的に探究学習に取り組めるプログラムを開発したという。