ニュース
エプソン販売とみずほFG、小学生向けの課外授業を実施
2025年3月21日 08:50
エプソン販売株式会社(以下、エプソン)と、株式会社みずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)は、東京都板橋区立北前野小学校の6年生を対象に、環境教育や金融経済教育を含む課外授業を実施した。
北前野小学校の6年生は「つながる」をテーマに学習を進めており、学校生活とSDGsのつながりに関する動画を制作していたが、台本の印刷による紙の消費が課題となっていた。そこで、2023年の環境総合展「エコプロ2023」でエプソンの乾式オフィス製紙機「PaperLab」を見学したいきさつから、リサイクルの仕組みを学ぶ授業を企画した。
さらに、社会や企業と直接「つながる」活動へ発展させるため、PaperLabの実際の導入企業であり、地域への社会貢献活動に注力しているみずほFGに協力を仰ぎ、実社会で役立つ金融リテラシーを学ぶ授業と職場見学が実現したという。
課外授業は3つのステップで構成された。まず、エプソンによる「環境教育」では、紙の原料や製造工程をクイズ形式で学び、PaperLabを使ったリサイクルの仕組みを学習。みずほFGによる「金融経済教育」では、お金の使い方や金融機関の役割について説明があった。次に、みずほ銀行東京中央支店を訪問し、銀行業務やPaperLabの実際の稼働現場を見学した。
児童たちは、普段身近にあるが、気にとめず使っていた「紙」を通して「環境」について学びを深めるほか、普段身近にあっても自分だけではあまり使う機会のない「お金」に関する正しい知識と、「お金」を扱う金融機関の仕事内容などを学ぶことができた。
また、出前授業や職場見学での学びを「自分事として実感し行動する」ことを目的に、みずほ銀行のPaperLabで、学校で出た古紙から再生紙を作成。その再生紙を利用して、児童らは保護者や教員に日ごろの感謝を込めた手紙を作成した。手紙のデザインも児童自ら考案し、2025年3月4日に行われた「巣立ちの会」で手紙を手渡ししたという。
児童たちは、「使い終わった紙を、また新しく使えることが、地球にとってすごく優しいなと思った」「いろんな会社や人が関わっているからこそ、社会を支えられるのだとわかった」「環境に貢献するためにしっかり行動ができて良かった。そのほかの環境貢献でも、これを機に行動に移せるようにする」といった感想を寄せている。