ニュース
鶴岡高専、中学生向け「ものづくり体験講座」を開催
2025年2月27日 15:30
鶴岡工業高等専門学校(山形県鶴岡市)は、2025年2月11日に「中学生ものづくり体験講座」を開催した。14回目となる今回は、山形県内各地から11名の中学生が参加し、ものづくりの楽しさと科学の面白さを学んだ。
同講座では「機械系」「電気系」「情報系」「化学系」の4つのコースに分かれ、中学生が各分野のものづくりを体験した。「機械系」ではスマートフォンスタンドの制作、「電気系」では金属探知機の作成、「情報系」ではオリジナルのテトリス開発、「化学系」では超低温の世界を体感する実験を行った。
見慣れない機器や材料、プログラミング言語に戸惑う様子も見られたが、鶴岡高専の技術職員による丁寧な指導を受け、参加者は楽しみながら原理や仕組みを学んだ。講座終了後には「仕組みは難しかったが、丁寧に指導してもらい楽しくものづくりができた」「日常でも機械などに関心を持ち生活していきたい」「楽しかったのでまた参加したい」といった感想が寄せられた。
鶴岡工業高等専門学校は1963年に創設され、2015年には産業構造の高度化に対応できる人材育成を目指し、「創造工学科」の1学科4コース制に改組した。同校は「理魂工才」「自学自習」を校訓に掲げ、基本となる原理を深く考え、実践を通して工学のセンスを身に付けることを目指している。