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顔の動きで操作できる機能を備えた「ChromeOS M132」の配布開始

ChromeOS M132に更新されたChromebook

 米Googleは、学校の卒業時にドキュメントやGmailのコンテンツなどを任意のGmailアカウントに移行できるなどの機能を備える「ChromeOS M132」の配布を開始した。Chormebookに順次配信され、更新することで新バージョンになる。

 学校の管理コンソールで管理されているユーザーは、新しくなったコンテンツの転送ツールから「Google Takeout」を使い、ドキュメント、シート、スライド、Gmailのコンテンツをほかのアカウントに移行できる。

 さらに学生と教職員に対して、日付を決めてデータ移行を促す通知をすることも可能だ。

 また、アクセシビリティに関わる機能では、フェイスコントロール機能がある。カメラとAIを使い、マウスやパッドなどを使わず顔の向きや表情だけでChromebookを操作することができる。

[顔コントロール]では顔の向きや表情でパッドなどにかわる操作が可能

 [設定]アプリの[ユーザー補助機能]-[カーソルとタッチパッド]から[顔コントロール]をオンにすることで利用可能だ。顔の向きでマウスカーソルの移動、口を開けてスクロールモード、笑顔になることで左クリックといった操作が可能になる。

 さらに[カーソルとタッチパッド]では、内蔵タッチパッドを無効にする機能を搭載、パッドをオフにすることができるほか、マウスの接続で自動的にタッチパッドをオン・オフする設定もできる。

 そのほか、ChromeOS M132では、初期設定(オンボーディング)が新しくなり、タッチパッドの方向やBluetoothデバイス、プリンターの設定など、一般的な設定項目の多くを統合して設定できるようにした。

 また、ChromeOSのパスワードレス認証、パスワードマネージャーの生体認証などに変更があり、細かいところではChromebook Plus デバイスのすべてのアプリウィンドウの角が丸くなるように変化している。