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教育機関向けChatGPT、実証実験のパートナー募集を開始 ナレッジセンス

株式会社ナレッジセンスが、民間の教育機関向けにChatGPTの実証実験を無償でサポートする「実証実験パートナー」の第2次募集を開始

株式会社ナレッジセンスは、塾や予備校など民間の教育機関向けにChatGPTの実証実験を無償でサポートする「実証実験パートナー」の第2次募集を開始した。これにより、教育機関はセキュアな環境で生成AIを利用し、その効果を検証できる。

ナレッジセンスが提供する法人向けChatGPTシステム「ChatSense(チャットセンス)」は、従来の生成AIサービスと異なり、企業や教育機関のニーズに応じた高度なセキュリティ対策が特徴だ。

例えば、IPアドレスによるアクセス制限やSSO認証への対応など、教育現場で安心して利用できる環境を提供している。また、最大10万文字までの会話が無料で利用できる「スタータープラン」を通じて、予算取り前の段階でも導入効果の検証が可能となる。

法人向けChatGPTサービス「ChatSense」の特徴

また、メンバーの一括管理機能やフォルダーの整理機能、ChatGPTに独自データを追加学習できる機能を兼ね備え、日々機能のアップデートを実施している。

独自データを学習させ専門業務に特化したAIを作成できる

今回の第2次募集は、2024年5月に実施した第1次募集に続くもので、先着5団体までが対象となる。採択されたパートナーには、ChatGPTの効果的な活用方法についてサポートするほか、週次・月次のミーティングを通じて、エンジニアからのアドバイスを提供する。また、導入効果を最大化するためのPR支援も行い、成果の周知をサポートする。

パートナー募集の背景には、教育機関におけるChatGPT活用のニーズの高まりがある。同社は、教育機関が生成AIを使った新しい学びの形を模索する中で、予算不足などの課題を抱えていることを踏まえ、無償での導入支援を決定した。

応募は2024年10月24日(木)まで受け付けており、採択された教育機関は、ChatGPTを活用した実証実験の事例としてプレスリリースの共同出稿も可能となっている。