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生成AIが音声から文字起こし&要約、法人向けChatGPTサービス「ChatSense」に新機能を追加
2024年11月28日 08:30
株式会社ナレッジセンスは、高セキュリティ環境で生成AIのChatGPTを利用できる法人向けサービス「ChatSense」に、音声データをAIで文字起こしする機能を2024年12月末ごろに追加すると発表した。文字起こしだけでなく要約にも対応し、議事録作成の時間を短縮できるという。
文字起こしの機能は、ChatSenseのビジネスプラン以上の一部ユーザーから順次リリース予定。具体的な料金や詳細などは今後公開する。ChatSenseは、セキュリティを強化した状態でOpenAI社のChatGPTを活用できる強みがあり、業務効率化とデータ流出防止を実現してきたという。今回、音声データをテキスト化する要望が多く寄せられたことから音声文字起こし機能を搭載する。
同社によると、すでにほかの文字起こしツールを利用している企業などから「専門用語に弱い」「誰が話したかを明記できない」といった不満の声があったという。ChatSenseでは、AIを活用して辞書登録による専門用語、話者分離、AI自動要約などに対応予定。文字起こしされたテキストをワンクリックで自動要約することが可能だ。
ChatSenseはセキュリティ性能のほかにも、もともとのChatGPTにはないビジネス向けの機能があることが特徴。プロンプト共有やテンプレート機能、メンバーの一括管理機能、フォルダ&ドラッグ整理機能などを兼ね備えている。同社は導入のハードルを下げるために無料プランを用意し、無料プランで利用できる範囲を広げた。また、教育機関向けに実証実験を行うなど、教育機関向けの導入にも力を入れている。