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ヘラクレスオオカブトも展示する「熱帯の昆虫2024」開催

小中学生は夏休み期間の入館料が無料!

世界最大級のカブトムシといわれ、中南米に生息するヘラクレスオオカブト

 東京の板橋区立熱帯環境植物館は、7月9日(火)から8月25日(日)まで特別展「熱帯の昆虫2024」を開催する。熱帯の昆虫を中心に展示するもので、熱帯環境植物館の入館料のみで観覧できる。小学生と中学生の入館料は土曜日と日曜日は無料で、夏休み期間の7月23日(火)から8月30日(金)も無料となる。

 生きた昆虫を間近に観察できる「生体展示コーナー」では、世界最大級のカブトムシといわれ、中南米に生息するヘラクレスオオカブトをはじめ、ゾウカブト、サタンオオカブト、マンディブラリスフタマタクワガタ、パリーフタマタクワガタ、ラコダールツヤクワガタ、ニジイロクワガタなどが展示される。

ニジイロクワガタ
サタンオオカブト

 5年ぶりに復活する「昆虫とふれあいコーナー」では、コーカサスオオカブト、ギラファノコギリクワガタ、マンディブラリスフタマタクワガタ、ラコダールツヤクワガタなどの大型甲虫と触れあえる体験ができる。

 ただし、ふれあいコーナーは日時が限定され、参加できるのは期間中の火、木、土、日曜日と8月12日(月)の11時から12時、13時30分から14時30分、15時30分から16時30分となっている。定員は、各回20名限定で、約10分ごとに交代となる。整理券は各回の1時間前から配布し、整理券がなくなり次第締切となる。

 そのほかにも日時限定のイベントが多数実施される。8月3日(土)は「昆虫大好き芸人トークショー」として、昆虫大好きという堀川ランプさん、ミネさん、タイセイさんの3人によるトークショーを14時30分から15時30分まで行う。定員は50名で当日受付の先着順となる。

堀川ランプさん
ミネさん
タイセイさん

 また、曜日や日時限定のイベントとして、熱帯の昆虫と記念撮影ができる「昆虫と記念撮影」、食虫植物について虫の捕まえ方などをスタッフが教えてくれる「食虫植物ミニガイド」などが実施される予定だ。

食虫植物のウツボカズラ

 熱帯の昆虫が勢ぞろいする「標本展示コーナー」では、美しいモルフォチョウや大きなトリバネアゲハ、木の枝や葉にそっくりなナナフシやコノハムシ、巨大なカミキリムシやハナムグリなどの標本を展示する。

ペルーやコロンビアに生息するチョウの標本を展示

 さらに、夏休み期間中は同じ板橋区内にある「エコポリスセンター」「教育科学館」「リサイクルプラザ」「中央図書館」の5つの施設をまわるデジタルスタンプラリーも開催する。スマートフォンやタブレットを使ってスタンプをすべて集めると、エコポリスセンターで景品をもらえるという。

板橋区立熱帯環境植物館の館内

 なお、板橋区立熱帯環境植物館は、東南アジアの熱帯雨林を立体的に再現した温室やミニ水族館があり、隣接する板橋清掃工場の余熱を利用した施設となっている。入館料は大人が260円(税込)で小中学生は無料日以外は130円(税込)。開館時間は10時から18時で休館日は毎週月曜。施設内には、温室の植物を眺めてくつろげる喫茶室も併設している。

温室の植物を眺められる「喫茶室クレア」を併設