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ベネッセが能登半島地震の被災地域へ学習・物資支援

学習コンテンツの無料提供、受講費支援から、しまじろうの被災地訪問まで多数の支援

支援には「しまじろう」の訪問も予定している

 株式会社ベネッセホールディングスは令和6年能登半島地震の被災地の子供、保護者、学校に対して、学習教材の無料提供、受講費の特別支援制度、文房具や学用品の提供、キャラクター「しまじろう」の被災地訪問、義援金の拠出などの支援施策を決定したと発表した。

 各種支援の内容や、申込み方法など詳しい情報はベネッセの「令和6年能登半島地震 ベネッセ震災支援 ポータルサイト」に記載しているが、概要を紹介する。

小学生向けWebサイトの学習コンテンツ

 学習教材の無料提供は、小学生と中学生にはWebサイトで動画を含む学習コンテンツを提供する。一部は教科書別になっている。スマートフォンやパソコン、タブレットから利用できる。高校生向けには映像授業・問題演習アプリ「AIStLike」を会員以外にも4月末までの予定で無料提供する。

高校生にはアプリ「AIStLike」でプロ講師の映像授業などを提供

 教材は紙教材も無料提供する。小学生から高校生を対象に復習や授業の補完、テスト対策として「進研ゼミ」の紙教材を提供、学校、自治体、NPOなどの団体ごとに受け付ける。

 受講費の支援としては、こどもちゃれんじbaby、こどもちゃれんじ、進研ゼミ小学講座、進研ゼミ中学講座、進研ゼミ高校講座の被災された会員を対象に最大6か月間、無償で提供する制度を用意した。2月号から7月号を受講する人が対象で、この期間に入会する場合も対象となる。

 文房具や学用品は幼児から高校生を対象に届けるほか、キャラクター「しまじろう」の被災地への訪問を予定している。さらに、学校への学びの支援は、ベネッセの担当者まで相談してほしいとしている。

提供される学用品のうち、0~2歳児向けの一例

 また、ベネッセグループの株式会社EDUCOMは、学習記録など支援システム「スクールライフノート」と学校ホームページ作成支援システム「スクールWebアシスト」を無償提供する。

 義援金については、ベネッセグループとしての義援金1千万円を日本赤十字社への寄付する。

 なお、支援施策は引き続き検討するとしており、追加や変更がある場合は別途発表し、ポータルサイトの情報も更新していくという。