ニュース

Classi、ベネッセ、トモノカイの3社連携で立命館守山高校にAI活用の放課後プログラム

 Classi株式会社、株式会社トモノカイ、株式会社ベネッセコーポレーションは連携し、私立中高一貫校である立命館守山高等学校にAI教材を活用した放課後学習支援プログラムを提供する。先生の負荷を軽減しながら生徒一人ひとりに学習の個別最適化が目指せるという。

 この学習支援プログラムは、ベネッセが提供するアセスメントをもとに、Classi上で学習データを蓄積して個別最適化されたウェブドリル(AIレコメンド演習)を提供する。トモノカイは、派遣する大学生メンターが学習データやウェブドリルを活用しながら生徒の特性や学力層別の指導を行う。大学生メンターは自習室への派遣のほか、今後、オンライン指導できる体制も目指す。

 プログラムでは、個別最適な学習指導だけでなく、一人ひとりのつまずき解消やモチベーションアップ、学び方の指導を組み合わせて実施。放課後学習を独立してするのではなく、学校の教育目標や先生、生徒の特性に合わせて、先生と連携しながら授業の理解度を高めていく。

 今回、このプログラムを実施する背景としては、文部科学省の個別最適な学びを実現していくべきという指針を打ち出していることから。これまで培われてきた工夫とともにICTの新たな可能性を指導に活かして、個別最適な学びを目指していく。その結果、生徒が自らの学習の状況を把握し、主体的に学習を調整する力を伸ばしていくことを狙っている。

 なお、立命館守山高等学校では、生徒の「自ら学び、解決する力を育てる」ことに重点を置いた学びに取り組み、個別最適化学習の効果を上げるためには学習履歴をデータ化し活用すべきとしている。今回の3社と協業して新しい学びの仕組みを開発することに大きく期待しているという。