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Classi、校務負担を軽減する「申請・提出物」と「カスタム名簿」機能を4月より搭載――保護者の電子押印も可能に
2025年1月16日 06:20
Classi株式会社は、同社の教育プラットフォーム「Classi」に2025年4月より「申請・提出物」機能と「カスタム名簿」機能を提供する。保護者や生徒と学校間の申請書類などの手続きを電子化し、校務の負担軽減を目指す。
これまで、生徒や保護者との間には、各種申請書や保護者承認が必要な書類として、部活の入部届や公欠届、アレルギー疾患の登録、学割発行申請などがあり、保護者の承認や押印を必要とするものが多い。政府の方針で学校での押印原則廃止が2025年度中ということや、書類の個人情報管理の負担軽減のため、申請・提出や名簿管理のデジタル化が喫緊の課題という学校が多いという。
「申請・提出物」機能は、保護者や生徒からの随時の申請・情報更新や、保護者の電子押印・承認を可能にする。具体的には、生徒がフォームに入力した申請を保護者が承認し、教員に提出できる仕組みだ。紙と違って紛失や放置リスクが削減されるほか、教員が提出状況や履歴を常に確認できる。
また、「カスタム名簿」機能は、生徒にひも付く情報を一元管理し、教員が必要な情報を一覧で確認できる。教職員で情報を共有できるため、違う教員が同じことを生徒や保護者に何度も確認したり、回収した用紙を管理する手間を削減したりすることが可能だ。
そのほか、CSV形式のファイルを利用することで、Classiと既存の校務・保健システムといった併用サービスとのデータ連携もできるとしている。
「申請・提出物」機能と「カスタム名簿」機能は、Classiの通常版に標準機能として2025年4月に搭載され、Classi導入校では追加料金なしで利用可能。同機能は2024年度の下半期から試用版として提供しており、試用版を利用している学校からは、管理にかかる業務時間を5割減少できたという声もあるという。