ニュース

感情力と社会性を育てるSEL教材、小学校でモデル授業を初実践

子供の感情力と社会性を育てるデジタル教材「みらいグロース」

一般社団法人日本文化教育推進機構は、子供の感情力と社会性を楽しみながら育てるデジタル教材「みらいグロース」を開発し、2023年11月20日に東京都港区立本村小学校にて、初めてモデル授業を実践することを発表した。対象は小学4年生で、授業では「感情トレーニング“気もちは変わる”」と題し、自分の感情を体の感覚として感じとることを学ぶ。

みらいグロースは、アメリカの教育機関で開発・集積された非認知スキルを身に付けるための教育プログラム「SEL(Social and Emotional Learning)」をベースにしたオンライン教材。魅力的なキャラクターとストーリーで、子供が自分で進めたくなる工夫を施している。

「みらいグロース」は「Social and Emotional Learning(SEL))をベースにしている

みらいグロースは、集中パワー(マインドフルネス)・感情パワー(ソーシャルエモーショナルラーニング)・考えるパワー(アカデミックコンピテンシー)の各トレーニングを4つずつ、全12回で構成。SELだけを単独で学ぶのではなく、前後にマインドフルネス(心と身体をゆったりとする心地を学ぶ)、アカデミックコンピテンシー(主体的に学習を進めるためのスキルを学ぶ)を実施する‟三位一体型”のプログラムとなっている。

受講前・受講後には、プログラムの効果を明らかにするため、独自の24項目からなる「グロースアセスメント」を実施、その変化に基づいて、1人ひとりに修了レポートを発行している。

受講後に修了レポートを発行

みらいグロースでは、小学校、教育委員会からのモデル実践校を募集している。