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TBS、やる気スイッチを連結子会社化し、知育・教育事業へ本格進出

TBS、やる気スイッチを連結子会社化

株式会社TBSホールディングスは、幼児から高校生までを対象に総合教育事業を展開する株式会社やる気スイッチグループホールディングスに出資し、連結子会社としたことを発表した。

やる気スイッチグループHDは、個別指導塾の「スクールIE」や、英語で預かる学童保育「Kids Duo」、科学の力で運動能力を伸ばす「忍者ナイン」、バイリンガル幼児園「キッズデュオインターナショナル(KDI)などの教育ブランドを展開している総合教育グループ。

やる気スイッチグループHDの教育ノウハウ・顧客基盤とTBSのクリエイティブ力・コンテンツ制作力を掛け合わせることで、新たな知育・教育事業の共創を目指す。

出資の背景として、TBSホールディングスでは、「TBSグループVISION2030」の中核を成す「EDGE戦略(=Expand Digital Global Experience戦略)」の重点項目の一つが知育・教育事業であり、それを推進するべく2022年10月に「学びネクスト事業部」を新設している。

知育・教育業界においては「探究学習」をはじめ旧来とは違う学習スタイルが導入され始め、学びを深めるための映像技術の活用の重要度も高まっている。そこで、多様な映像アーカイブや映像技術をもつTBSグループが、子どもたちの学びに新たな価値を提供し、より広い層に向けて新しい時代の教育を多様な形で提供していくことに取り組んでいくとしている。

両社のシナジーとして想定されているのは次のとおり。

  1. TBSの持つクリエイティブ力・コンテンツ制作力を活かした新しい映像教材の共創による教育コンテンツの拡充
  2. TBSのメディア力を活かしたやる気スイッチグループHDの会員制プラットフォームにおける利用者数拡大と、さらなる優良教育情報の提供
  3. JNNネットワークを活用したさらなる認知・ブランドイメージの向上と、全国における教室展開の拡大
  4. 両社のネットワーク・事業基盤を活かした教育コンテンツの海外展開