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Monoxerが「赤本」の英俊社と提携、合格から逆算した学習コンテンツの開発を開始

記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」を提供するモノグサ株式会社は、「赤本」の株式会社英俊社と業務提携をし、入試問題から逆算した学習プロセスの設計を開始すると発表した。

英俊社独自の過去問データベースをMonoxerへ搭載し、学習者が志望校合格から逆算した効率的な記憶定着に取り組めるコンテンツの開発を開始する。2023年度内のコンテンツ提供開始を予定している。

モノグサでは背景として、一般に入試のための日々の学習は積み上げ式で実施されるため、過去問演習は入試直前の時期に取り組むケースが多いと指摘。それにより、直前に志望校とのギャップが浮き彫りになって対策が手遅れとなってしまうことや、合格に必要な知識量や演習量の明確化が困難になってしまうことを問題としている。

そこで英俊社とモノグサが業務提携することで、積み上げ式ではなくゴールから逆算した学習コンテンツ・学習方法の設計を検討する。

具体的には、英俊社が蓄積してきた過去問コンテンツのデータベースを用いて、偏差値、地域、単元、学校の特性などの情報を元に、特定の範囲目的に特化した記憶学習のための問題集(book)と小テストをMonoxer上で生成できるようにする。また、過去問で演習した結果に合わせて、苦手分野を集中的に学習できるMonoxer上の問題集(book)も作成できるようにする。

さらに、塾や学校の先生にとっては、生徒一人ひとりの学習の目標や範囲が異なっても、記憶状況や計画の進捗といった同じ指標での一元的なサポートを可能にできるようにする。