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GIGAスクール端末の利活用を促進する「NECカスタマーサクセスプロジェクト」を発足

NECの端末を配備している小中学校を中心に研修やサポート実施、今年度無料

研修イメージ

 日本電気株式会社(NEC)は、全国の教育委員会や学校に対し、GIGAスクール端末の利活用を促進するための「NECカスタマーサクセスプロジェクト(NCSP)」を発足したと発表した。NECの端末を配備している小中学校を中心に研修やサポートをするもので、研修サポートやデータ分析、アドバイス等のサポートを行なう。料金は今年度は無料で2023年度以降はあらためて案内される。

 NCSPは、GIGAスクール構想で児童生徒に1人1台体制や高速インターネットが配備されるなかで、小学校や中学校のICT活用率がそれぞれ24.4%、17.9%にとどまり、さらに文部科学省のMEXCBTの利用が求められるという背景のなかで、研修やサポートに取り組む。その上で、端末利活用支援を行なうことで個別最適な学びや協働的な学びを促進するという。

研修実施までの流れのイメージ
教材の活用度合いの傾向分析

 NCSPの対象はNECが提供するタブレット端末または学習eポータル(OPE)を導入している全国の小中学校、OPEを前向きに導入しようと検討している自治体。

 サポートの内容は、教材アプリケーションやデジタルツールの活用や頻度、課題などのヒアリングを2ヶ月に一度程度実施して対応策をアドバイスすることや、教育委員会や小中学校ごとにオーダーメイド研修の企画や実施を1~3回、研修後の利用変化について定点観測を3ヶ月に1回程度など。

 研修では端末操作やデジタル教科書、教材の操作研修などほか、学習eポータルとMEXCBTの背景理解と操作研修や、情報モラルやセキュリティポリシーに関する研修なども含まれる。

OPE&MEXCBT研修より一部抜粋
ICT実践研修より一部抜粋