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品川女子学院の高校生、起業体験で420個のアップサイクル商品を販売
2026年11月2日 10:00
特定非営利活動法人唐津Farm&Foodは、東京都品川区の学校法人品川女子学院が10月11日(日)と12日(月・祝)に開催した文化祭で、高校生が設立した模擬企業「Mermade tears」に提供したアップサイクルキーホルダー420個が完売したと発表した。
品川女子学院の起業体験プログラムは、生徒が模擬の株式会社を設立。事業計画書を提出し、プレゼンテーションで出資を募り、設立登記や株主総会まで体験する。高等部1年の生徒60名が立ち上げたMermade tearsは、「知ることで海を守る行動へ」という企業理念のもと、同プログラムで事業企画と運営に取り組んでいる。
Mermade tearsという名称は、販売商品の1つに使ったシーグラスの別名「Mermaid tears(人魚の涙)」に、英語の「made」を組み合わせたものだ。海のプラスチック問題を題材とし、来場者に問題を知ってもらう展示と、再利用したプラスチックで作った商品の販売を組み合わせた。
活動の出発点は2026年6月。生徒から唐津Farm&Foodに、「文化祭でキーホルダーを販売したい」との相談があったことが始まり。同法人は、佐賀県唐津市でPrecious Plastic 唐津としてプラスチックのアップサイクルに取り組んでおり、生徒の企画に協力することになった。
生徒が販売したのは、回収されたペットボトルキャップから作られたイルカ・貝殻・ウミガメの形のキーホルダーだ。イルカとウミガメは同法人が保有する金型を使い、貝殻は生徒のデザインをもとに新たな金型を製作。3種類を各140個、合計420個用意している。
8月17日には、生徒が東京都内の株式会社日立アカデミーで、溶かしたプラスチックを金型に流し込んで形にする射出成形を体験した。キーホルダーに穴を開ける位置も生徒自身が決めている。
文化祭でMermade tearsの生徒は、「企業と行政の取り組み班」「現状調査班」「今後の対策班」の3つの班がまとめた模造紙と、海の生きものへの被害をまとめた動画を展示。商品を手に取ってもらう機会と、海洋プラスチックやマイクロプラスチックについて学ぶ機会を設けた。会場で販売した420個のキーホルダーは、期間中にすべて売り切れたという。
生徒からは、60名の「会社」をまとめることの難しさや、周囲の支援によって活動を実現できたことが報告された。マイクロプラスチックに関心を持つ受験生が展示に訪れたことや、商品と体験を通じて伝えたいことを来場者に届けられたことも、振り返りとして挙がっている。
唐津Farm&Foodは、環境教育、資源の循環利用、生物多様性の保全などに取り組む団体だ。今回の品川女子学院との活動をWebサイトで紹介するとともに、学校や企業からのキーホルダー制作やオリジナル金型に関する相談を受け付けている。



















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