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東京書籍とユニバーサル ミュージックが協業、教材の共同開発と無料提供を実施

東京書籍株式会社とユニバーサル ミュージック合同会社が、英語教材開発における協業を発表(出典:東京書籍株式会社)

東京書籍株式会社とユニバーサル ミュージック合同会社は、英語教育分野での協業を2026年4月3日に発表した。

同協業により、ユニバーサル ミュージックの英語教育プロジェクト「UM English Lab.」と、東京書籍の中学校英語教科書「NEW HORIZON」を連携させ、洋楽を活用した英語学習教材を共同開発・無料提供するとともに、教員向けの指導サポート資料も整備する。

教材は「NEW HORIZON」の内容と連動し、英語4技能の向上に加えて楽曲の背景や歌詞への理解を深める内容だ。教育現場でそのまま使える指導サポート資料も用意することで、教員の負担軽減も図る。これにより、生徒が音楽を通じて英語を「理解する・使う・楽しむ」ことができる学習環境の実現を目指すという。

使用する際は、会員登録後に「UM English Lab.」のWebページから無料でダウンロードが可能だ。主な内容には、教科書に掲載された楽曲を題材とした、英語と探究の教材スライドと生徒用のワークシートに加え、東洋大学 教授の湯舟英一氏が開発した発音ツール「Nipponglish(ニッポングリッシュ)」監修による「音訳」歌詞が含まれる。

教科書に掲載された楽曲を題材とした、英語と探究の教材スライド(出典:Webサイト「UM English Lab.」より)
生徒用ワークシート(出典:UM English Lab.サイトより)
カタカナを見るだけでネイティブライクな英語の発音を目指せる「音訳」(出典:UM English Lab.サイトより)

協業の背景には、英語教育で実践的なコミュニケーション能力や主体的に学ぶ力が重視されるなか、生徒の興味・関心を高める教材への需要が高まっていることがある。特に音楽は自然な英語表現や発音、リズムを身に付ける手段として注目されており、ユニバーサル ミュージックは2025年3月に「UM English Lab.」を創設し、教員向け教材の無料配布を進めてきた。

一方、「NEW HORIZON」には楽曲の歌詞や簡単な説明が掲載されているが、紙面の制約から背景や文法表現まで扱いきれない面があり、今回の連携でその部分を補う狙いがある。

今後は学校現場への導入支援に加え、デジタルプラットフォームを活用した学習機会の拡充も進める方針だ。