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対話型学習サービス「教科書AIワカル」、中学校数学教科書『新編 新しい数学』に対応

東京書籍株式会社が、AI対話型学習サービス「教科書AIワカル」において、令和7年度版中学校数学教科書『新編 新しい数学』への対応を開始(出典:東京書籍株式会社、以下同じく)

東京書籍株式会社は、個別最適な学習を支援するAI対話型学習サービス「教科書AIワカル」において、令和7年度版中学校数学教科書『新編 新しい数学』への対応を開始した。2026年4月現在は、「数と式」の領域のみ対応する。

教科書AIワカルは、学習者が日々の学習で感じる「わからない」を生成AIに質問できるサービスである。生成AIとの対話を通じて、つまずきを整理しながら理解を深めるとともに、自ら考えながら学びを進める自己調整学習を支援し、個別最適な学びを実現することを狙いとしている。

中学校数学版では、AIが『新編 新しい数学』の考え方や流れに沿った一貫性のある解説を行うことで、授業や宿題と同じ文脈で学習を進められるように工夫した。

教科書『新編 新しい数学』に準拠し、AIが教科書の考え方や流れに沿って解説

数式の途中式や変形の意図を、AIとの対話を通じてスモールステップで分解し、一つ一つ確認しながら理解を深めることができる。答えを提示するのではなく、考え方を整理しながら理解を深める対話を重視しており、「途中まではわかるが最後まで解ききれない」「何から考えればいいかわからない」といったつまずきに対応する仕組みだ。

AIとの対話を通じて数式の途中式や変形の意図をスモールステップで分解

さらに、授業ノートやワークシートをカメラで撮影し、画像としてアップロードする使い方にも対応。AIが画像内容を読み取り、教科書の該当部分と結びつけて説明する。ノートに書いた途中式や考え方をもとに補足し、必要に応じて前の単元に戻って学ぶこともできる。数式を文字で入力しにくい場合や、問いを言語化しにくい場合に役立つという。

アップロードした画像をAIが読み取り、教科書の該当内容にひも付けて解説

中学校数学版の対応範囲は、2026年4月時点で『新編 新しい数学 1』(1~3章)、『新編 新しい数学 2』(1~2章)、『新編 新しい数学 3』(1~3章)である。対応単元は、1年が「正負の数」「文字と式」「方程式」、2年が「式の計算」「連立方程式」、3年は「多項式」「平方根」「2次方程式」となっている。

同社ページのFAQによると、入力データおよびAI出力データは生成AIの学習に使用されず、運用目的以外での第三者に対する提供は一切行わないとしている。また、利用者の入力内容・AI出力・利用状況ログ・学習進ちょく情報など利用者に関するデータは、同社が管理するセキュアなクラウドサーバー上に保存されるという。

対応環境は、Webブラウザ版がGoogle Chrome、Microsoft Edge、Safariの最新版、アプリ版がAndroid 10.0以降となる。iOSアプリは現在開発中で、iPhoneではWebブラウザ版の利用を案内している。