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「文房具総選挙2026」が開始、一般投票で大賞を決定

株式会社ワン・パブリッシングが発行・運営するモノトレンド情報誌「GetNavi」とWebメディア「GetNavi web」が「文房具総選挙2026」を開催(出典:株式会社ワン・パブリッシング、以下同じく)

株式会社ワン・パブリッシングが発行・運営するモノトレンド情報誌「GetNavi」とWebメディア「GetNavi web」は、「文房具総選挙2026」の投票受け付けを開始した。

対象は2025年4月から2026年3月に発売された文房具で、7部門71商品をノミネートしている。投票は、4月26日(日)の23時59分までWebの投票フォームで受け付け、結果は6月24日(水)に発表する。

投票フォーム

文房具総選挙は2013年に開始し、今回で14回目となる。ビジネスや学習、家事を進めやすくする「はかどり文房具」をオールジャンルで取り上げ、一般投票で大賞を決める企画である。今回の対象部門は、「書く・消す」「記録する」「切る・貼る・綴じる」「収納する」「印をつける」「プレミアムシャーペン」「リスキリング文房具」の7つだ。

今回の対象部門は7部門

「文房具総選挙2026」の注目ポイントは、以下の通り。

大人の学び直しブームは継続中、「ブッククリップ」がさらに進化

昨年開催した「文房具総選挙2025」では、大人の学び直しをサポートするIoT文房具「大人のやる気ペン」(コクヨ)が大賞を受賞するなど、近年の文房具業界では「リスキリング」への注目が高まっている。

なかでも参考書を開いたままキープするのに役立つブッククリップは、学習の様子をSNSに投稿する際の定番アイテム。さらに今年は進化を遂げ、ページの厚みに左右差があってもしっかり留められる商品が数多く登場した。

左の「折りたたみブッククリップ『ツイップ』」(キングジム)と右上の「Kept はんぶんこクリップ」は、左右のクリップが独立。右下はスマホ断ちに役立つ「デジトックス ザ・ルーティン スマホ用 タイムロックケース」(ソニック)

プレミアムな書き心地の高級シャーペンがアツい

筆記具は、今年最も豊作だった文房具ジャンル。なかでもメーカー各社が力作を投入し、盛り上がりを見せたのが「高価格帯のシャープペンシル」である。

2025年に新たに誕生したメーカーが、第1弾商品として7,000円台のシャープペンで市場に参入したり、人気筆記具ブランドがコラボしたりするなど、層の厚いジャンルへと急成長。今年はトレンド部門として、「プレミアムシャーペン」部門を新設し、全7本がノミネートしている。

左は、芯が回って尖り続けるシャープペン「クルトガ」とドイツの名門筆記具ブランド「ラミー」がコラボした「LAMY safari KURUTOGA inside」(三菱鉛筆)。右は2025年に誕生した文房具メーカー「カーユプラス」の第1弾商品「AIMVISION PRO」

ロングセラーブランドが新作を続々投入

高価格帯のシャープペンシル以外の筆記具と、消しゴムなどの消すツールをまとめた「書く・消す」部門。同部門には、消せるボールペン「フリクション」や、さらさらとした書き心地のゲルボールペン「サラサ」、長期保管してもインクが乾かない万年筆「センチュリー」など、ロングセラー筆記具ブランドの新モデルが多数ノミネートしている。

左から、かすれずに滑らかに書けるペン先を搭載した多色モデル「消せる3色ボールペン『フリクションシナジー3』」(パイロット)、消せるインクと油性インクの両方が使える「フリクションボール スイッチ」(パイロット)、細軸を実現した多機能ペン「サラサ クリップ2+S」、保管時にインクが乾燥しにくい「#3776 センチュリー Ver.2.0 デモンストレーター」(プラチナ万年筆)

質を高めた紙モノが充実

ノート類がノミネートする「記録する」部門には、書き心地にこだわり3年かけて開発された用紙を使ったノートや、縦横どちらでも使え罫線を無視して自由に書いても気にならない原稿用紙など、単なるメモから一歩進み、書く行為そのものを自由に楽しむことを追求した商品が豊富。その一方で、今日のできごとを3つ書くだけという、習慣化しやすい設計の日記帳も登場し、記録のハードルを下げる工夫も見られたという。

左から時計回りに3年かけて開発した新用紙が採用されたノート「CANOPUS(カノープス) NOTE」(山本紙業)、薄い罫線が書かれた正方形の原稿用紙「TRACE WORKS『たてよこ書写箋(無紋 / 無限稿 / 星夜)』(菁文堂)、今日のできごとを3つ書くだけの日記帳「イージージャーナル 3things」(ダイゴー)

「切る・貼る・綴じる」部門は、多機能はさみが豊作

昨年は小型のダンボールカッターが多数ラインナップしていた「切る・貼る・綴じる」部門だが、今年は多機能はさみが豊作。ダンボールの開梱刃を備えたものから、先端がシール張りに便利なピンセットになった個性派まで多芸化が進んでいるのが特徴だ。

左上から時計回りにダンボールの開梱刃も備える折りたたみハサミ「フィットカットカーブ ツイッギー+開梱カッター」(プラス)、先端がピンセットになった「スティッキールはさみ TSUMAMUNO(ツマムノ)」(サンスター文具)、開梱カッター、解体用ノコギリとしても使える「マグネット付き多機能ハサミ ZACCC(ザック)」(レイメイ藤井)

用途の拡張が進む収納ツール

「収納する」部門は、ブックスタンドからペンケース、書類入れなど商品ジャンルが多岐に渡るため、全14商品と最もノミネート商品数が多い部門。紙類の収納アイテムは、書類を綴じるだけでなく、「閲覧性」や「検索性」を高め、情報を資産化することを助ける商品が増えている。また、小物類の収納アイテムには、非常時にはランタンとして活躍するペンスタンドや衣類の胸ポケットを拡張するホルダーなど、用途を拡張させたアイテムが多く見られた。

左から時計回りで、スマホや懐中電灯のライトを入れると周囲を照らせる「もしもの時ランタンにできるペンスタンド」(プラス)、胸ポケットを多機能化できる「EXPOKKE(エクスポッケ)」(オーミヤ)、ルーズリーフが最大350枚入り閲覧もしやすい「FRIOR(フリオール) ルーズリーフ 保存用バインダー」(リヒトラブ)

シンプルな構造で機能性を高めたアイデア定規に注目

「印をつける」部門には、ノートや手帳を自分らしく彩りながら、情報を目立たせ実用性も高めるスタンプや付箋を中心に10アイテムがノミネート。長さを測るときに0の位置が押さえやすくなる機構を備えるなど機能派定規も複数登場し、シンプルな作りのアイテムにも進化の余地を見いだす、メーカーの課題発見力の高さを感じるラインアップとなっている。

上から時計回りに、左端のスライダーを引き出すと0を押さえやすくなる「波線も引ける直定規」(クツワ)、濃い色の紙のうえでも目盛りがくっきり見える「ヨクミエルーラー」(レイメイ藤井)、上から水性ペンで塗ってもにじみにくい日付印「nototo dater 西暦日付/欧文日付」(シヤチハタ)