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山梨県、県職員が教える「課題解決型授業」を高校で実施
2025年11月26日 12:03
山梨県は、山梨県立甲府東高等学校において若手の県職員がファシリテーターとして登壇する「課題解決型授業」を2025年11月26日に実施する。授業全体の構成と投影コンテンツの企画・制作には、株式会社イマジナが全面協力している。
同プロジェクトでは、高校生が地域課題に対して主体的に考え、真の課題を見いだす力を育むことを目的としている。背景には、経済産業省が掲げる「未来人材ビジョン」において「問題発見力」や「革新性」が重視されていることだ。
イマジナは、インターネットやSNSのアルゴリズムによって最適化された情報(フィルターバブル)に囲まれ、受動的な情報接触になりがちな高校生に向け、思考の訓練を通じて自ら問いを立てる経験を提供するという。
授業では、バイアスに気付くトレーニングとして、日常的な課題を多角的に見直す。具体的には、「富士山をきれいにするには?」といった事例を利用。清掃活動という既存の枠組みにとらわれず、「観光客の行動を変えるには?」と再構成するなど、新しい視点で問いを立て直すプロセスを体験する。
次に、「情報に振り回される私たち」をテーマに、エコーチェンバー現象(自分と似た意見や考えが集まって増幅すること)や情報の偏りについて学習。生徒たちは、データや証拠(エビデンス)に基づいて事実を確認する「EBPM(証拠に基づく政策立案)」の重要性を学ぶ。
さらに、水素社会の実現をテーマに取り上げ、山梨県が推進する水素エネルギー政策を題材に、脱炭素社会を実現するための課題に対し、地域からどのような具体的なアプローチ(課題設定と解決策)が可能かをグループワーク形式で探究する。
同授業の対象は、甲府東高等学校のほか、山梨県立甲府昭和高等学校、山梨県立甲府昭和高等学校、山梨県立巨摩高等学校、山梨県立青洲高等学校、山梨県立身延高等学校。2026年2月10日(火)までに順次実施予定だ。























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