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デジタルハリウッド、北海道の高校におけるデータサイエンス教育を支援

デジタルハリウッド株式会社が、2025年8月より「北海道高等学校DX加速化推進に向けた域内横断的な取組事業企画・運営業務」を担当

デジタルハリウッド株式会社は、北海道教育委員会からの委託を受け、高等学校におけるDX加速化推進を目的とした域内横断的な取り組みを支援すると2025年9月10日に発表した。事業は2025年8月から開始され、道立高校34校を対象に展開している。

この取り組みは「DXハイスクール」として全国47都道府県で行われており、高校段階で情報・数学などの教育を重視するカリキュラムを実施するとともに、ICTを活用した文理横断的・探究的な学びを強化する学校などに対して、必要な環境整備の経費を支援するもの。2025年度は、全国で1,191校が採択されている。

北海道における具体的な事業内容としては、「高等学校DX加速化推進事業」の成果を協議会で共有するとともに、教員研修、生徒向けワークショップ、取り組み事例集の作成などを実施する。

教員研修では、データサイエンスや生成AIに関する基礎知識を体系的に学び、教育現場での活用方法を考える機会を提供。生徒向けワークショップでは、膨大なデータを科学的に分析して可視化する方法を学び、プログラミングによって論理的思考力や問題解決能力の向上を図る予定だ。

さらに、アンケート調査や専門家による助言を通じて各校の進ちょくを把握し、必要な支援を行う。取り組み事例集は年度末に公開し、成果を共有する予定だ。加えて、デジタルハリウッドが開発したプログラミングやデザインに関するeラーニング教材を希望する教員に提供する。

デジタルハリウッドは、教育現場におけるデータサイエンスとAIの活用を広げることで、高校生の探究活動の質を高めるとともに、次世代のデジタル人材育成を後押しする方針を示している。