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NTT Com、金沢市立の中1を対象にメタバース体験授業を実施―「新金沢型学校教育モデル」を支援
2025年6月19日 15:00
ドコモグループの法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開するNTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、金沢市立の全中学1年生を対象に、2025年7月1日からメタバース空間を利用した授業を順次実施すると発表した。
この取り組みは、金沢市が推進する「新金沢型学校教育モデル」の一環として実施するもので、金沢市内の景観を再現した独自のメタバース空間を利用する。授業の第1部では、メタバースの概要と社会実装についての講義を実施。第2部では、仮想空間内を歩き回って体験しながら、金沢の盛り上げ方を生徒が考察し、和傘などの地域資源を生かした表現活動を行う。
同プロジェクトは、過去にNTT Comが手がけた「DXハイスクール」の知見を生かし、株式会社エスユーエスと協力して構築した「VR Meet」空間を使用する。
金沢市が全小中学校で実施している「新金沢型学校教育モデル」は、「デジタル力」「読解力」「コミュニケーション力」の3つを基盤としている。児童生徒が、「自分はどう思うか」「自分はどうしたいか」「自分に何ができるか」を考え、新しい価値や最適解を見いだす「創造力」を育むことを目指す。今回の取り組みは、「デジタル力」を向上させる先端技術体験に位置付けられる。
NTT Comは、引き続き来年度以降のカリキュラム拡充に向けた検討などを行い、金沢市とともに「新金沢型学校教育モデル」の実現を目指す方針だ。