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NTT Com、「まなびポケット」が4つの統合型校務支援システムでシングルサインオン可能に

4つの統合型校務支援システムにシングルサインオン可能

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、同社が提供するクラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」のIDとパスワードでほかの統合型校務支援システムにシングルサインオンできる「統合認証サービス」を2月から提供開始する。

 統合認証サービスはすでに2022年度第3四半期に提供が予告されていたもの。これまで、校務系システムはインターネットと切り離した閉域ネットワークで接続が求められていたが、2022年にガイドラインが変わり、適切なセキュリティ対策をとれば学習系と校務系のネットワークを統合できることになり、提供開始につながった。

 認証連携を実現した統合型校務支援システムは4つで、株式会社EDUCOMの「EDUCOMマネージャーC4th」、株式会社システムディの「School Engine」、テクマトリックス株式会社の「ツムギノ」、株式会社文溪堂の「Te-Comp@ss」。

 さらに、まなびポケットにログインしたあと、統合型校務支援システムにアクセスする際に多要素認証を行うことでセキュアに利用できる「多要素認証機能」、リスクが高いアクセスかを判定し、リスクが高いと判断されたときには追加で多要素認証を求める「リスクベース認証機能」を搭載した。リスクベース認証はガイドラインでは任意の対策とされているため、希望があれば利用できる。

統合認証サービスの3つの機能の利用イメージ

 なお、まなびポケットでは、今後も統合型校務支援システムとの連携を拡大し教育現場の働き方改革を進めるほか、学習データと校務のデータをクロス分析し、児童や生徒の個別最適な学びを支援するなどの取り組みも進めていく。