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よくある著作権の落とし穴、学校の事例を学べる無料セミナーを5月17日に開催

教育現場で起こり得る著作権問題について学ぶ、無料のオンラインセミナーを開催

教員コミュニティ「MIEE Talks@Admin.」は、教育現場で起こり得る著作権問題について学ぶオンラインセミナー「え、それダメなの!? 学校でよくある著作権の落とし穴」を、2025年5月17日(土)の10時より開催する。参加費は無料で、事前の申し込みが必要。

授業や行事の資料づくりや画像や動画の使用、ネットワーク上での配信など、さまざまな場面でデータを利活用するシーンが増えているが、学校関係者が著作権侵害の責任を問われるような事例も起こり得ることがあるという。

同セミナーの講師を務めるのは、東京学芸大学学校図書館運営専門委員会 著作権アドバイザーであり、学校著作権ナビ運営者の原口 直氏。「今日から・自分から・できることから」を指針として、これまで112箇所、30,000人を超える子供や教職員と話した原口氏が、学校での著作権についてわかりやすく解説。

「教材で使っていいか判断に迷う」「気付かないうちに無断利用をしそうで不安」「児童生徒にどのように指導してよいかわからない」という疑問を持つ教職員が実践的な事例から著作権の基礎知識を学ぶことで、リスクを回避できるようにする。

セミナーで扱う内容は、以下の通り。

  • 「○○だより」などの学校広報誌について、著作権の観点からチェック。著作物の適切な使用方法を考える
  • 教員がイラストを利用する際に許可が必要な場合と、トラブルを避けるための注意点について解説
  • 児童生徒の著作権違反に関するニュースを通じて、学校としてどんな教育が大切かを考える。後半には、学校でOK/NGの判断をするヒントも紹介

■セミナー概要
日時:2025年5月17日(土)10時~11時
開催方法:Zoomオンライン配信
参加費:無料

■講師

原口 直(はらぐち なお)氏
東京学芸大学学校図書館運営専門委員会 著作権アドバイザー 学校著作権ナビ 運営者
東京学芸大学卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭。東京都公立中・東京学芸大学附属世田谷中に勤務後、2020年より学校勤務経験を生かして机上の法律と学校現場をつなぐ「学校著作権ナビゲーター」としての活動を開始。

教員・教育実習生・子供に著作権の理解を深めてもらうための講演活動・情報発信・執筆活動に従事。内閣府・知財創造教育推進コンソーシアム協力、文化庁・海賊版対策情報ポータルサイト教材監修、著作権管理団体の委員などを務める。