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SOZOWがJR東日本と共創、秋田駅ビルで親子向けデジタル体験イベントを開催
教育格差と地域活性に挑む新たな取り組み
2025年4月24日 12:03
SOZOW株式会社は、秋田県秋田市の駅ビル「アルス」において、親子向けのデジタル体験イベントを2025年夏に開催すると2025年4月23日に発表した。
SOZOWは、東日本旅客鉄道株式会社とJR東日本スタートアップ株式会社が実施する「JR東日本スタートアッププログラム2024秋」の募集に採択され、地方都市における教育体験格差と地域創生の課題に対して同イベントを開催する。
コンセプトは、「地域発、駅がデジタル創造拠点に。子供たちが未来を切り拓く!」として、AIを活用した映像制作ワークショップや仮想空間での表現活動などを通じ、子供たちがクリエイターとしての一歩を踏み出せる場を提供。単なる体験にとどまらず、企画・制作・発表というプロセスから社会的な価値を生み出す喜びと達成感を味わえるようにする。
この取り組みには、秋田県出身のSOZOW代表・小助川 将氏の「自分を育ててくれた地域に、次世代の希望を届けたい」という強い思いが込められている。将来の進路がすでに決まっているような生まれ育った集落の閉塞感と、大学進学で触れた都市圏での活気や体験とのギャップがプロジェクトの原動力になっているという。
小助川氏は、「普段触れることのないツールを使って、『自分はこんなこともできるんだ!』という感覚を持ってほしい。誰かを喜ばせる経験を通して、自己効力感を高め、また来たいと思ってもらえるような、ワクワクする体験を提供したい。子供たちの普段とは違う一面を保護者に気付いてほしいと願っている」と意気込みを語った。
SOZOWは、子供向け教育事業を中心に展開するスタートアップ企業で、教育にエンターテインメント要素を取り入れた「エデュテイメント」を軸に、探究型プログラムを開発している。イベントで1日に4000人以上を動員した実績を持ち、子供たちに最先端のデジタル技術や創造的な学びの場を届けると同時に、地域に新たな賑わいや交流を生み出すことを目指すとしている。