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17歳以下のクリエータを支援する「未踏ジュニア」の募集開始

一般社団法人未踏が、17歳以下のクリエータを支援するプログラム「未踏ジュニア」の募集を開始

 一般社団法人未踏は、17歳以下のクリエータを支援するプログラム「未踏ジュニア」の募集を開始した。締切は3月30日(日)。採択されたクリエータには6カ月に渡ってメンターや専門家の指導と最大50万円の開発資金・開発場所・開発機材を提供する。参加費は無料。

 「未踏ジュニア」は、25歳未満を対象とした独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の人材育成プログラム「未踏IT人材発掘・育成事業」に応募しにくい小中高生に向けて17歳以下に限定したジュニア版になる。

2024年度の未踏ジュニア採択者

 応募資格は、2025年4月1日時点で17歳以下の個人または4人以内のグループ。プロジェクト期間にどのようなソフトウェアやハードウェアの開発に挑戦したいか計画を立て、開発プロジェクトや自身の開発経験などを提案書にまとめる。

 3月30日(日)の23時59分までに応募フォームから必要事項の入力と提案書をアップロードすると4月17日(木)ごろに書類選考結果がメールで届き、その後、オンラインでのインタビューや追加のインタビューの後、5月18日(日)に採択結果がメールで通知される予定だ。

2025年度の未踏ジュニアのスケジュール

 採択者については6月から11月までの6カ月間を未踏ジュニアの期間とし、6月にブースト合宿、8月の中間合宿、11月上旬の成果報告会へと進む。その間、未踏事業修了生などメンターなどとのミーティングなどを行いながらプロジェクトを進めていく。

クリエータによる発表の様子

 開発資金の50万円は、ハードウェア開発で機材を使いたい場合、ソフトウェア開発で有料のAPIやサーバーの利用費に充足できる。また、成果報告会などのイベント参加の交通費や宿泊費も支給される。

 なお、未踏ジュニアには2018年以降に毎年100件を超える応募があるという。学習など身近な問題に対するものや、社会課題解決まで、さまざまな分野に渡って応募があり、採択されている。プログラムで顕著な成果を残したクリエータには「未踏ジュニアスーパークリエータ」として認定され、慶應義塾大学SFCや東京都立大学、近畿大学に推薦枠で出願できる。

採択者と成果のWebページで採択されたプロジェクトを確認できる

●2024年度 未踏ジュニア成果報告会『オープニング』