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電子黒板「MIRAI TOUCH」でChromeOSを利用可能に

さつき株式会社、インクルーシブ電子黒板「MIRAI TOUCH」にChromeOSを搭載可能な「Chromebox OPS」を発表

さつき株式会社は、Googleが提供するChromeOSを電子黒板上で利用可能にする「Chromebox OPS」を2025年1月27日に発表した。Chromebox OPSは、2025年2月から提供を開始する。

Chromebox OPSとは、ChromeOSを搭載した電子黒板の専用ユニット。さつきが提供するインクルーシブ電子黒板「MIRAI TOUCH」のほか、デジタルサイネージの設置や運用を補助するインテルのOPS規格に準拠した電子黒板に搭載可能だ。

ChromeOSを搭載した電子黒板専用ユニット「Chromebox OPS」

同社によると、「MIRAI TOUCH」は発売開始から約2年が経過し、累計で12,000台が出荷されている。同製品は、アップデートによりChromebox OPSの搭載が可能となっている。

アップデートによりChromebox OPSの搭載が可能に

GoogleマップやGmailやGoogleドライブなど、普段授業で利用する各種アプリをインストール可能。Google Workspace for Educationと連携し、GoogleのアプリをMIRAI TOUCHで操作できるほか、管理コンソールから一括配布やバージョン管理なども実行可能で、快適かつセキュアに利用できるようになるという。

GoogleマップやGmailやGoogleドライブなどをMIRAI TOUCHにダウンロードできる

Chromebox OPSは、第13世代Intel Coreプロセッサを搭載し、WiFi 6Eと2.5GbEによって高速通信に対応。Thunderbolt 4によって高速で多彩な接続性を実現する。また、MIRAI TOUCH専用のホワイトボードソフト「MIRAI NOTE」がChromeOSで利用でき、板書からデータ共有までスムーズな授業を可能にする。

ホワイトボードソフト「MIRAI NOTE」をChromeOSで利用できる

そのほか、ゼロタッチ登録に対応しており、インターネットへ接続すると自動的に自治体や学校の管理下に登録できる。クラウド上で一元管理することで、適切なポリシー設定を行い、教員や子供たちが安全な環境で電子黒板を利用可能だ。

なお、MIRAI TOUCHの最上位モデル「X series」では、上部カメラと実物投影機カメラ、マイクを標準搭載しているため、Googleのサービスやアプリを活用しやすくなっている。例えば、Google Meetでの外部交流やオンライン会議のほか、実物投影機で撮影した被写体をGoogleレンズで検索し、文字起こし・翻訳・画像検索の実行、マイクを利用した外国語の即時翻訳や音声検索などに活用できる。

MIRAI TOUCH「X series」の利用イメージ

Chromebox OPSは、MIRAI TOUCHの現行製品すべてが対応予定だ。同社がまとめている電子黒板の製品比較と、Chromebox OPSの製品仕様は以下の通り。

他社製品比較
Chromebox OPSモデルの製品仕様

●【2月発売新製品】MIRAI TOUCH ChromeOS搭載モデル【電子黒板/ミライタッチ】