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実物投影機を内蔵した電子黒板「MIRAI TOUCH Xシリーズ」
2024年2月2日 10:15
さつき株式会社は、電子黒板の新モデルとして実物投影機を内蔵した「MIRAI TOUCH Xシリーズ」を2024年2月より提供開始する。カメラによって下部に置いたものを画面に投影できるシリーズで、さらに、電子黒板として基本性能も向上させている。画面サイズは65型と75型の2サイズが用意される。
MIRAI TOUCH Xシリーズでは、ビデオ会議などに使う正面のカメラのほか、下部を映すカメラを搭載、下部のカメラは光学3倍ズームレンズとソニー製CMOSイメージセンサーを搭載、デジタルズームの併用で最大8倍までズームが可能。投影するものは小さいもの拡大して映すことができるほか、A3サイズの撮影が可能。教科書などの二次元バーコードの読み取りもできる。実物投影のカメラを内蔵することで、カメラの盗難や配線の問題を解決できるとしている。
また、スピーカーは正面だけでなく上部にも配置して天井反射を利用して遠くまで音を届けられるほか、マイクも数を増やして集音性能を上げ、教室の雑音を低減しながら発言者の音声を捉えることができる。その結果、オンライン授業の質を高めることもできるという。
また、処理にあたるCPUなどは「業界最高クラスのCPUと大容量メモリを搭載」としており、各種ソフトウェアの処理速度が大幅に向上し快適な操作が可能になったとしている。タッチ性能の向上と手のひらが当たってしまったときに適切に処理するパームリジェクションへの対応を行い、ホワイトボード機能の「MIRAI NOTE」では、リアルタイムで手書きを清書する機能などを持ち、同時発表のMIRAI TOUCH Pシリーズにある機能はすべて網羅している。
MIRAI TOUCH Xシリーズは、画面サイズが65型(M65CE3X)と75型(M75CE3X)が用意され、画面サイズ以外はほぼ共通。どちらも4K(3840×2160ドット)の解像度と約10.7億色の表示、輝度は400cd/m 2 。4系統のHDMI入力をはじめ多数の入出力インターフェースを搭載、Wi-Fi接続もWi-Fi 6(IEEE802.11ax)に対応するほか有線LAN接続にも対応する。