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電子黒板「MIRAI TOUCH」にリアルタイム翻訳機能、さつきが「MIRAI LIVE」アプリの提供開始

  • 編集部

2025年6月16日 16:00

さつき株式会社が、AIリアルタイム翻訳アプリ「MIRAI LIVE」のプレビュー版を提供開始

さつき株式会社は、電子黒板「MIRAI TOUCH」向けのリアルタイム翻訳アプリ「MIRAI LIVE」プレビュー版の提供を開始すると2025年6月16日に発表した。

同アプリは、GoogleのAIモデル「Gemini」を活用して、授業中の会話をリアルタイムで多言語に翻訳。電子黒板の画面で字幕のように表示する。これにより、外国人の児童生徒への学習支援が可能となるほか、多様な言語的背景を持つ生徒がともに学ぶ環境を構築できる。

主な機能には、翻訳言語のカスタマイズのほか、字幕のサイズや位置・透過度の調整があり、発話モードと翻訳モードの切り替えもワンタッチで実行できる。また、スライドや資料の邪魔にならないように表示する設計とした。

同アプリが利用できる機種は、M65CE3X、M75CE3X、M65CE3XD、M75CE3XD、M65CE3XE、M75CE3XE、M65PE3S、M75PE3S、M86PE3S。アプリは専用のアプリストアから利用可能で、別途マイク機能が必要となる。

利用イメージ

近年、教育現場では外国籍児童の増加により、多言語対応の必要性が高まっている。また、災害時に学校が避難所場所となることがあり、多言語対応が必要となるケースもあるという。さつきは、普及が進む電子黒板と最先端のAI技術を組み合わせることで、よりスムーズで効果的なコミュニケーションを実現できると考え、同アプリの開発に至った。

今後は、正式版のリリースに向けて教育現場からのフィードバックをもとに機能改善を進め、対応言語の追加や個別ニーズへの対応など、さらなる発展を図る方針である。