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海の脱炭素「ブルーカーボン」を学ぶ親子体験ツアーを開催

京急1000形「Le Ciel(ル・シエル)」の貸切列車で葉山へ

葉山港にある藻場の見学やサザエの稚貝を放流する「ブルーカーボン」の親子体験ツアーを開催

 京浜急行電鉄株式会社と株式会社京急アドエンタープライズは、2024年11月10日(日)と17日(日)に「親子で参加!ブルーカーボン体験ツアー」を実施する。ブルーカーボンとは、海に生える藻が二酸化炭素を吸収した後、海底にたまる炭素のこと。

ブルーカーボンのイメージ

 同イベントでは、葉山マリーナからクルーザーに乗船して海が二酸化炭素を吸収するブルーカーボンを体験できる。参加対象は、神奈川県在住の子供と保護者で、参加費は無料。

 同イベントは、海の豊かさや温暖化対策、生物多様性の保全につなげる活動としてブルーカーボンの認知を目的としている。両社は、神奈川県が推進する神奈川県版脱炭素モデル地域ブルーカーボン推進事業を受託し、同イベントを実施する。

 参加者は、葉山マリーナにて三浦半島におけるブルーカーボンの取り組みや海洋環境についてのレクチャーを受け、クルーザーに乗船して葉山港沖で水中ドローンによる藻場の見学、サザエの稚貝の放流、海遊浮遊ごみ回収機「SEABIN(シービン)」を見学する予定となっている。

藻場の働きや現状を学ぶ(イメージ)
海洋浮遊ごみ回収機「SEABIN」を見学

 なお、11月10日(日)のツアーについては、京急川崎駅に集合し、京急大師線ホームから新造車両1000形1890番台の貸切列車で逗子・葉山駅まで移動。車中では、体験ツアーの説明やブルーカーボン・脱炭素関連のクイズを実施する予定だ。

京急1000形「Le Ciel」が特別運行

 参加受付は、10月21日の17時までとなっており、参加は小学4年生以上で、子供1名につき大人1名の同行を推奨している。募集人数は各回30組(合計60名)で、応募者多数の場合は抽選となる。各回とも昼食は用意されない。

11月10日(日)のスケジュール
11月17日(日)午前のスケジュール
11月17日(日)午後のスケジュール

 また、ブルーカーボンに関するレクチャーと藻場の見学・稚貝の放流は、葉山水域環境実験場にて藻場の再生の研究を行っている鹿島建設株式会社が実施し、クルーズ船の運航と海遊浮遊ごみ回収機「SEABIN」の見学は、株式会社葉山マリーナーが実施する。